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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
絵蠟燭(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku008009
タイトル. 版. 巻次
絵蠟燭
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
印度の果実
タイトル関連(カナ)
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/ 11652ページ
関連目録
印度の果実
絵蠟燭
白百合の絵にまだ青きつぼみ見ゆつぼみも咲きて花終へにけむ
靴音を待ちて更かしし夜々ありき待ち飽かざりき若かりしかば
ひたすらに釘打つさまの見えながらかかはりのなきことを思へる
子らのため故郷を捨てし父母ならむ磐梯の山を見つつ思へば
亡きあとの月日ながれて梁にかかれる大き魚拓も古りぬ
梵鐘はただにしづもりゐたりしが中世の冬のごとき日ざしよ
めくるめく速さに回る風車四つの角のたちまち見えず
家づとに絵蠟燭買ひバス待てば何かかなしみを持ちたる如し
染められて織られてつやを持つタフタかすかに繭の匂ひを残す
曼珠沙華にふちどられたる田なりしが田も稗抜きてゐし祖父もなし
十年にどのあたりまで往きにけむ数珠の水晶は曇り帯び来ぬ
死のときはたれもひとりよまひまひは一粒のまま日の暮れむとす
安否さへ問ふよしもなき人ながら苦しみのみを負ふにもあらぬ
金輪際かかる願ひは告げ得ぬに思ひゐて血の濃くなるごとし
何を待ちてゐるわれならむ地球儀はひと回りしてまた海の青
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印度の果実
絵蠟燭
白百合の絵にまだ青きつぼみ見ゆつぼみも咲きて花終へにけむ
靴音を待ちて更かしし夜々ありき待ち飽かざりき若かりしかば
ひたすらに釘打つさまの見えながらかかはりのなきことを思へる
子らのため故郷を捨てし父母ならむ磐梯の山を見つつ思へば
亡きあとの月日ながれて梁にかかれる大き魚拓も古りぬ
梵鐘はただにしづもりゐたりしが中世の冬のごとき日ざしよ
めくるめく速さに回る風車四つの角のたちまち見えず
家づとに絵蠟燭買ひバス待てば何かかなしみを持ちたる如し
染められて織られてつやを持つタフタかすかに繭の匂ひを残す
曼珠沙華にふちどられたる田なりしが田も稗抜きてゐし祖父もなし
十年にどのあたりまで往きにけむ数珠の水晶は曇り帯び来ぬ
死のときはたれもひとりよまひまひは一粒のまま日の暮れむとす
安否さへ問ふよしもなき人ながら苦しみのみを負ふにもあらぬ
金輪際かかる願ひは告げ得ぬに思ひゐて血の濃くなるごとし
何を待ちてゐるわれならむ地球儀はひと回りしてまた海の青