機関トップ
資料グループ
テキスト一覧
年表一覧
キーワード一覧
さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
トップページ
資料グループ選択
全短歌(10791首)(資料グループ)
ほつつり赤し(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku008012
タイトル. 版. 巻次
ほつつり赤し
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
印度の果実
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
タイトルに関する注記
編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
出版者
出版者(カナ)
出版者(ローマ字)
出版年
出版年終
数量
形状
大きさ
大きさ(縦)
大きさ(横)
材質
形態に関する注記
保存状況
縮尺
その他の注記
言語
日本語
ISBN
ISSN
件名
件名(カナ)
件名(ローマ字)
地名件名
地名件名(カナ)
地名件名(ローマ字)
人名件名
人名件名(カナ)
人名件名(ローマ字)
内容年
内容年終
内容細目
内容細目(カナ)
内容細目(ローマ字)
解題・説明
解題・説明(英語)
来歴
来歴(英語)
所蔵機関
原資料の所在地
資料番号
管理記号
カテゴリ区分
図書
資料種別
資料分類(大分類)
資料分類(中分類)
資料分類(小分類)
文化財情報
manifest.jsonへのURL
参照データ
関連ページURL
関連画像URL
自治体史掲載
出版物・関連資料
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
原資料の利用条件
権利関係・利用条件に関する注記
緯度・経度・高度に関する注記
DOI
既刊目録名
デジタル化の経緯に関する注記
/ 11652ページ
関連目録
印度の果実
ほつつり赤し
店先にダンボール踏み潰しをり何かいさぎよき行為のごとし
音もなくすり抜けてゆきし自転車の林の道に入りたるが見ゆ
夕闇の畑に人の影うごきカタコンベなど掘るにあらずや
暗渠よりまろび出でたるゴム鞠は一直線に流れゆきたり
つまづきて五体ほどけしときのまに野火の匂ひにとりかこまれぬ
岬幾つ越えて届くやこの世ならぬ音に午報のサイレン聞こゆ
光りつつ岬をめぐりて消えしものヨットの白帆のみと思へず
すさまじき海の入り日よかの島に全滅したる一隊ありき
砂浜に日ざし移ろひ影踏みをしてゐし子らもいつしか在らず
惑はしの言葉のごとく大津絵にほつつり赤し椿の花は
いつまでも嗄れゐる声をあはれまれ電話を切ればまた風の音
踏絵踏む足の次々あらはるる夢醒めて寒しわれのあなうら
滅多にはあらぬことにて揃へやる男の靴の大きかりしか
ナビゲーション リンクのスキップ
印度の果実
ほつつり赤し
店先にダンボール踏み潰しをり何かいさぎよき行為のごとし
音もなくすり抜けてゆきし自転車の林の道に入りたるが見ゆ
夕闇の畑に人の影うごきカタコンベなど掘るにあらずや
暗渠よりまろび出でたるゴム鞠は一直線に流れゆきたり
つまづきて五体ほどけしときのまに野火の匂ひにとりかこまれぬ
岬幾つ越えて届くやこの世ならぬ音に午報のサイレン聞こゆ
光りつつ岬をめぐりて消えしものヨットの白帆のみと思へず
すさまじき海の入り日よかの島に全滅したる一隊ありき
砂浜に日ざし移ろひ影踏みをしてゐし子らもいつしか在らず
惑はしの言葉のごとく大津絵にほつつり赤し椿の花は
いつまでも嗄れゐる声をあはれまれ電話を切ればまた風の音
踏絵踏む足の次々あらはるる夢醒めて寒しわれのあなうら
滅多にはあらぬことにて揃へやる男の靴の大きかりしか