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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
風聞(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku009036
タイトル. 版. 巻次
風聞
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
風の曼陀羅
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
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/ 11652ページ
関連目録
風の曼陀羅
風聞
繭いろの雲がちぎれて飛びゐしに思ひもかけぬ太き雨降る
烏瓜熟れて点れり最後かも知れぬと思ふ夏も終はりて
いつの世のことなりにしやわれひとり蚊遣りを焚きて機を織りゐき
復元の民家の大きくらがりに火伏せの札の貼られゐる見つ
亡き人をあしざまに言ふを聞きをればわが死のあとのはかり知られず
本ばかり積み置く家を如何に見てセールスマンは帰りしならむ
電車の窓のどこかあきゐておぶはれしみどりごの髪ふはふは吹かる
同じ家族の住みゐる見れば建て替へて大きくなりしのみなる家か
本当に鍵あけて柵をのがれしや吠ゆるほかなくこの犬はゐる
桃いろのガーベラは花の大きくてわれには普通のガーベラが良き
名を変へて移り住まむとしてゐたり生き生きと夢のなかなるわれは
越しゆける向かひの家の鳩時計どこのマンションに二時を打ちゐむ
窓枠の高さに届かぬ子もをりて保母をかこみてうごき回れる
咲き残る帰化植物の黄の花は丈高く火炎のかたちを掲ぐ
集ひても散りても色のとりどりに大き声せり老いし人らは
冬ざくら見むと車を降りしとき不意の寒さは顔にあつまる
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風の曼陀羅
風聞
繭いろの雲がちぎれて飛びゐしに思ひもかけぬ太き雨降る
烏瓜熟れて点れり最後かも知れぬと思ふ夏も終はりて
いつの世のことなりにしやわれひとり蚊遣りを焚きて機を織りゐき
復元の民家の大きくらがりに火伏せの札の貼られゐる見つ
亡き人をあしざまに言ふを聞きをればわが死のあとのはかり知られず
本ばかり積み置く家を如何に見てセールスマンは帰りしならむ
電車の窓のどこかあきゐておぶはれしみどりごの髪ふはふは吹かる
同じ家族の住みゐる見れば建て替へて大きくなりしのみなる家か
本当に鍵あけて柵をのがれしや吠ゆるほかなくこの犬はゐる
桃いろのガーベラは花の大きくてわれには普通のガーベラが良き
名を変へて移り住まむとしてゐたり生き生きと夢のなかなるわれは
越しゆける向かひの家の鳩時計どこのマンションに二時を打ちゐむ
窓枠の高さに届かぬ子もをりて保母をかこみてうごき回れる
咲き残る帰化植物の黄の花は丈高く火炎のかたちを掲ぐ
集ひても散りても色のとりどりに大き声せり老いし人らは
冬ざくら見むと車を降りしとき不意の寒さは顔にあつまる