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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
風のあとさき(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku010022
タイトル. 版. 巻次
風のあとさき
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
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光たばねて
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
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地名件名(カナ)
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/ 11652ページ
関連目録
光たばねて
風のあとさき
風のあとざらつく町をロケ・ハンとおぼしき男女の一団が来る
すぢ雲は湧きて流れてとめどなし潔癖といふは少し寒きか
しをれたるダリアの如くありにしが何の力か得て立ちあがる
いつの世のことかと思ふはろけさに糸瓜這はせて棲む母の居し
午前十時午後ニ時相似る時間帯まれに自転車の通る音して
焼け跡に水道栓はしぶきゐつ艦砲射撃のかの日のごとく
岩塩はごつごつ土の色をしてみな土の色を帯びゐし日あり
女生徒を連れてのがれしぼた山の裾はいちめんひるがほの花
ジープと呼ぶ乗り物二台現れてアメリカの兵は校庭に来し
教員になるを厭ひし二人ゐて挺身隊より戻らざりけり
ねずみ黐の花がをりをり匂ひ来て梅雨寒といふ寒さを運ぶ
ためらはずブザーを押して雨の日の女性伝道師みどり児を負ふ
駅前のアーケードなどまだ無くて置き傘にしてゐし青き蝙蝠
フランネルの手ざはりのふと懐かしくなかなか芯の抜けぬ風邪なり
ひさびさに手紙書きたるぬくもりに木の葉木菟の絵の切手を貼りぬ
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光たばねて
風のあとさき
風のあとざらつく町をロケ・ハンとおぼしき男女の一団が来る
すぢ雲は湧きて流れてとめどなし潔癖といふは少し寒きか
しをれたるダリアの如くありにしが何の力か得て立ちあがる
いつの世のことかと思ふはろけさに糸瓜這はせて棲む母の居し
午前十時午後ニ時相似る時間帯まれに自転車の通る音して
焼け跡に水道栓はしぶきゐつ艦砲射撃のかの日のごとく
岩塩はごつごつ土の色をしてみな土の色を帯びゐし日あり
女生徒を連れてのがれしぼた山の裾はいちめんひるがほの花
ジープと呼ぶ乗り物二台現れてアメリカの兵は校庭に来し
教員になるを厭ひし二人ゐて挺身隊より戻らざりけり
ねずみ黐の花がをりをり匂ひ来て梅雨寒といふ寒さを運ぶ
ためらはずブザーを押して雨の日の女性伝道師みどり児を負ふ
駅前のアーケードなどまだ無くて置き傘にしてゐし青き蝙蝠
フランネルの手ざはりのふと懐かしくなかなか芯の抜けぬ風邪なり
ひさびさに手紙書きたるぬくもりに木の葉木菟の絵の切手を貼りぬ