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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
寂しき電話(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku011031
タイトル. 版. 巻次
寂しき電話
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
形成
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
タイトルに関する注記
編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
出版者
出版者(カナ)
出版者(ローマ字)
出版年
出版年終
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言語
日本語
ISBN
ISSN
件名
件名(カナ)
件名(ローマ字)
地名件名
地名件名(カナ)
地名件名(ローマ字)
人名件名
人名件名(カナ)
人名件名(ローマ字)
内容年
内容年終
内容細目
内容細目(カナ)
内容細目(ローマ字)
解題・説明
解題・説明(英語)
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来歴(英語)
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DOI
既刊目録名
デジタル化の経緯に関する注記
/ 11652ページ
関連目録
形成
寂しき電話
酔へば寂しがりやになる夫なりき偽名してかけ来し電話切れど危ふし
二年経て机の位置も書棚もそのままなるを不思議のごとく夫は眺むる
共に死なむと言ふ夫を宥め帰しやる冷きわれと醒めて思ふや
死ぬ時はひとりで死ぬと言ひ切りてこみあぐる涙堪へむとしたり
ドラマの中の女ならば如何にか哭きたらむ灯を消してわれの眠らむとする
ひとたびは葛藤の中に身を投じ質さねばならぬ理路とも思ふ
妻とふ名に執するごとき生き方も苦しみてわが超えねばならぬ
いつまでも待つと言ひしかば鎮まりて帰りゆきしかそれより逢はず
一枚の教員免許状が今は終生のよりどと思ひ涙こぼれつ
さまざまの見方されゐるわれと知る酔ひし友に今日は貞女と呼ばる
忽ちに遁しし幸よ用のなくなりしリキュールグラスを磨く
蚊遣りの匂ひ残れる部屋にめざめゐつ寂しき朝にも馴れて久しき
いつとなく寂しき雰囲気漂はすわれならずやと思ふ勤め終へ来て
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形成
寂しき電話
酔へば寂しがりやになる夫なりき偽名してかけ来し電話切れど危ふし
二年経て机の位置も書棚もそのままなるを不思議のごとく夫は眺むる
共に死なむと言ふ夫を宥め帰しやる冷きわれと醒めて思ふや
死ぬ時はひとりで死ぬと言ひ切りてこみあぐる涙堪へむとしたり
ドラマの中の女ならば如何にか哭きたらむ灯を消してわれの眠らむとする
ひとたびは葛藤の中に身を投じ質さねばならぬ理路とも思ふ
妻とふ名に執するごとき生き方も苦しみてわが超えねばならぬ
いつまでも待つと言ひしかば鎮まりて帰りゆきしかそれより逢はず
一枚の教員免許状が今は終生のよりどと思ひ涙こぼれつ
さまざまの見方されゐるわれと知る酔ひし友に今日は貞女と呼ばる
忽ちに遁しし幸よ用のなくなりしリキュールグラスを磨く
蚊遣りの匂ひ残れる部屋にめざめゐつ寂しき朝にも馴れて久しき
いつとなく寂しき雰囲気漂はすわれならずやと思ふ勤め終へ来て