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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
火山灰地(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku011033
タイトル. 版. 巻次
火山灰地
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
形成
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
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編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
出版者
出版者(カナ)
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地名件名
地名件名(カナ)
地名件名(ローマ字)
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人名件名(カナ)
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内容年
内容年終
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内容細目(カナ)
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DOI
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デジタル化の経緯に関する注記
/ 11652ページ
関連目録
形成
火山灰地
返信を強ひ来し手紙も溜めしまま旅ゆかむ願ひのみつのりゆく
碓氷越えてまたも旅ゆくわれのこと伝はりゆきて君に如何に響くぞ
這い松の青むのみなる火口原またひとしきり砂塵はしまく
夢に見しは無風の曠野ぞ火山礫を吹き飛ばし来る風にたじろぐ
風つのる火山灰地のただなかにまた人を降しバスは去りゆく
何に執して苦しめる身ぞ岩漿はたたなはり劫初の地形をとどむ
昏れてゆく岩場にひとりバス待てば虜囚の思ひ身にきざし来る
まざまざと硫黄匂へば目を閉ぢて火口丘をくだるバスにゆらるる
永劫の荒蕪と思ふ野を過ぎて穂すすきそよぐ一地帯あり
荻叢に野川あふるるひとところ何ぞ踏み越えがたき思ひは
山上の驟雨に撃たれ来しこころ何か見失はむ危惧に眠れず
山原の不毛を見尽くし来て幾日遠く光りゐたる湖を恋ふ
たどきなく耳を澄ませば身もだえて落葉を急ぐ樹々と思ほゆ
女の智慧の足らはざりしを悔みたる日々もやうやく闌けし思ひす
君の小説には描き得ざらむわが焦土いつよりか泉湧く苑を秘む
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形成
火山灰地
返信を強ひ来し手紙も溜めしまま旅ゆかむ願ひのみつのりゆく
碓氷越えてまたも旅ゆくわれのこと伝はりゆきて君に如何に響くぞ
這い松の青むのみなる火口原またひとしきり砂塵はしまく
夢に見しは無風の曠野ぞ火山礫を吹き飛ばし来る風にたじろぐ
風つのる火山灰地のただなかにまた人を降しバスは去りゆく
何に執して苦しめる身ぞ岩漿はたたなはり劫初の地形をとどむ
昏れてゆく岩場にひとりバス待てば虜囚の思ひ身にきざし来る
まざまざと硫黄匂へば目を閉ぢて火口丘をくだるバスにゆらるる
永劫の荒蕪と思ふ野を過ぎて穂すすきそよぐ一地帯あり
荻叢に野川あふるるひとところ何ぞ踏み越えがたき思ひは
山上の驟雨に撃たれ来しこころ何か見失はむ危惧に眠れず
山原の不毛を見尽くし来て幾日遠く光りゐたる湖を恋ふ
たどきなく耳を澄ませば身もだえて落葉を急ぐ樹々と思ほゆ
女の智慧の足らはざりしを悔みたる日々もやうやく闌けし思ひす
君の小説には描き得ざらむわが焦土いつよりか泉湧く苑を秘む