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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
雪の稜線(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku011098
タイトル. 版. 巻次
雪の稜線
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
形成
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
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編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
出版者
出版者(カナ)
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出版年終
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言語
日本語
ISBN
ISSN
件名
件名(カナ)
件名(ローマ字)
地名件名
地名件名(カナ)
地名件名(ローマ字)
人名件名
人名件名(カナ)
人名件名(ローマ字)
内容年
内容年終
内容細目
内容細目(カナ)
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解題・説明
解題・説明(英語)
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来歴(英語)
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緯度・経度・高度に関する注記
DOI
既刊目録名
デジタル化の経緯に関する注記
/ 11652ページ
関連目録
形成
雪の稜線
どの家も窓のかたちに灯のともる雪の夜ならむ遠きふるさと
望遠鏡の奥にとらへし稜線のかすかに青く吹雪けるも見つ
歩幅こまかに走る子犬を伴ひて歩みゐき人も犬もまぼろし
自転車の二台渡りて行きしのみ橋の上にも雪は積もらむ
肩のやや落ちしと思ふ仮縫の鏡に長く向かはされゐて
縷々として歎くを聞れば心疚しわれには告げむことの少なく
乱したる呼吸はみづからが知れるのみ手を挙げて遠き車を招く
ハイウエイの夜霧に車を駆りゐつつ急ぐ理由もいつか失ふ
晩年の運ひらけむと言はれ来し手相みなほすすべなきものを
得しものは必ず失ふと知りながら諦めがたきまで持ち古りぬ
解きものをしをれば心落ちつきてみまかりし人の顔など見え来
切り詰めて再び生くる竜胆のみづみづと青し何の証に
黒真珠の粒余すなくつなぎ終へ少し短くなりし首飾
生きものを飼ふすべもなきひとりゐの軒に来て鳴くいづこの鳩か
何も彼ももとのままよと見回して長き旅より戻れるに似つ
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形成
雪の稜線
どの家も窓のかたちに灯のともる雪の夜ならむ遠きふるさと
望遠鏡の奥にとらへし稜線のかすかに青く吹雪けるも見つ
歩幅こまかに走る子犬を伴ひて歩みゐき人も犬もまぼろし
自転車の二台渡りて行きしのみ橋の上にも雪は積もらむ
肩のやや落ちしと思ふ仮縫の鏡に長く向かはされゐて
縷々として歎くを聞れば心疚しわれには告げむことの少なく
乱したる呼吸はみづからが知れるのみ手を挙げて遠き車を招く
ハイウエイの夜霧に車を駆りゐつつ急ぐ理由もいつか失ふ
晩年の運ひらけむと言はれ来し手相みなほすすべなきものを
得しものは必ず失ふと知りながら諦めがたきまで持ち古りぬ
解きものをしをれば心落ちつきてみまかりし人の顔など見え来
切り詰めて再び生くる竜胆のみづみづと青し何の証に
黒真珠の粒余すなくつなぎ終へ少し短くなりし首飾
生きものを飼ふすべもなきひとりゐの軒に来て鳴くいづこの鳩か
何も彼ももとのままよと見回して長き旅より戻れるに似つ