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目録ID ku012034
タイトル. 版. 巻次 首の無い絵
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短歌
首の無い絵
すきとほるガラス見をれば裏と表に分れしのちの遠き月日よ
敵無くて味方のあらむ筈なけれ再びかかるきれぎれの虹
屋上にのぼりて何をなす人か三人をれば心騒がず
シャッターのあがる前よりわれの目にさだかに見えてゐたる壺あり
責められて正すべき身に何あらむ首の無い絵に人の集まる
なしがたき旅を思へばゆるやかにくだる煉瓦の道など見え来
知らぬまに免れ得たる罪あらむ棄つべき子さへ持たざりしかば
わが顔も仮面の一つ能面の部屋を思へばうす明りせる
人数の減りて夜勤に入らむとし書庫の暗さの気になりはじむ
力学の当然として倒れたる書架といへどもまた引き起こす
なさざりし見ざりし咎は深からむなしたる罪の多く問はるる
起き出でて一時間がほどのたゆたひにゆだぬることも休みの日ゆゑ
けはいなく咲く水中花着色の黄いろのままのはなびらを解く
仏頭の眉さながらに描きつつ内なる修羅のうとましき日よ
水のほとりに出づる理由など明かされて狐火もいつか見られずなりぬ
救はれしことを負ひめにながらへて瀬音は耳を離れずといふ
堪へがたき思ひなりしが手袋をはめて凶器を持つにもあらず
石などを落とすごとくに思ひきり突き落としたき願ひと言はむ
寝返るといふことのあり寝返らば別の世界の見え来るらむか
方角のなき闇のなか昼間見し白梅ならむ花明りする
一本の木となりてあれゆさぶりて過ぎにしものを風と呼ぶべく