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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
壁の絵(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku012044
タイトル. 版. 巻次
壁の絵
タイトル. 版. 巻次(カナ)
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/ 11652ページ
関連目録
短歌
壁の絵
竜胆の花活けをれば先の世も後の世もひとり棲むかと思ふ
過ぎてゆく足音ばかり音たてて氷を踏むは下校の子らか
色の無き葡萄摘みゐる夢なりき色無き房の手に重かりき
遠くまでものの見ゆる日見えざる日視界くらめて今朝は雪降る
雪の日の逆光のなかおのづから胸に手を当つマリアの像は
壁の絵の思はぬ隅に眼あり見られてあらむ幾つもの目に
棒立ちになりし白馬を描きたり馬の恐怖のよみがへるまで
ランタンを突き出して何を見たりしや絵のなかの女はただにみひらく
真人間といふ言葉不意に湧きて出づ自画像に光る眼見をれば
鯉口を切られし如く目の前の窓といふ窓は黒く塗られつ
かなしみて人は過ぎゆき足もとに描かれし赤き花のみそよぐ
帰りゆく一人となりて立つバスにたれかかすかにポプリ匂はす
裏側はのつぺらぼうか薬局の朝鮮人参古びて白し
在り馴れしひとりの夕餉卓上の塩と胡椒をかそかに振りて
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短歌
壁の絵
竜胆の花活けをれば先の世も後の世もひとり棲むかと思ふ
過ぎてゆく足音ばかり音たてて氷を踏むは下校の子らか
色の無き葡萄摘みゐる夢なりき色無き房の手に重かりき
遠くまでものの見ゆる日見えざる日視界くらめて今朝は雪降る
雪の日の逆光のなかおのづから胸に手を当つマリアの像は
壁の絵の思はぬ隅に眼あり見られてあらむ幾つもの目に
棒立ちになりし白馬を描きたり馬の恐怖のよみがへるまで
ランタンを突き出して何を見たりしや絵のなかの女はただにみひらく
真人間といふ言葉不意に湧きて出づ自画像に光る眼見をれば
鯉口を切られし如く目の前の窓といふ窓は黒く塗られつ
かなしみて人は過ぎゆき足もとに描かれし赤き花のみそよぐ
帰りゆく一人となりて立つバスにたれかかすかにポプリ匂はす
裏側はのつぺらぼうか薬局の朝鮮人参古びて白し
在り馴れしひとりの夕餉卓上の塩と胡椒をかそかに振りて