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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
運命論者(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku012046
タイトル. 版. 巻次
運命論者
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
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/ 11652ページ
関連目録
短歌
運命論者
透明のグラスにそそぐ桜湯の桜はほのと蕊立てにけり
落ち葉のみ吹かれてゆきて山茶花のうすくれなゐは黒土のうへ
亡きあとに得し身軽さもゆふぐれは今に寂しと人の言ふなり
対岸のくれぐれのなか穂すすきは白くかたまりちぎれ雲なす
ひとつ飛びの溝と思ひて向きゐしが夢のなかにも膝を庇ひき
届きたる名簿をしばし繰りをれば次第に運命論者のごとし
まばらなる桜のもみぢ吹かれゐて太々と黒き幹ありにけり
油断とは踵を上げて背伸びして何をかのぞき見てゐる背中
一過性の病と言へり音荒く道をよぎりて電車が行けり
素手に行く不安に堪へずをんならは袋のたぐひ持つにかあらむ
自転車のライトは闇を遠ざかり風に吹かるる如く揺れゆく
月の夜は尾のなきものも影曳くと何を恐れて母の言ひけむ
いくたびの霜にやはらぐ柿落ち葉踏みても音の折れずなりたり
ゆく末をまた見失ふごとき日に軒を鳴らして狐雨降る
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短歌
運命論者
透明のグラスにそそぐ桜湯の桜はほのと蕊立てにけり
落ち葉のみ吹かれてゆきて山茶花のうすくれなゐは黒土のうへ
亡きあとに得し身軽さもゆふぐれは今に寂しと人の言ふなり
対岸のくれぐれのなか穂すすきは白くかたまりちぎれ雲なす
ひとつ飛びの溝と思ひて向きゐしが夢のなかにも膝を庇ひき
届きたる名簿をしばし繰りをれば次第に運命論者のごとし
まばらなる桜のもみぢ吹かれゐて太々と黒き幹ありにけり
油断とは踵を上げて背伸びして何をかのぞき見てゐる背中
一過性の病と言へり音荒く道をよぎりて電車が行けり
素手に行く不安に堪へずをんならは袋のたぐひ持つにかあらむ
自転車のライトは闇を遠ざかり風に吹かるる如く揺れゆく
月の夜は尾のなきものも影曳くと何を恐れて母の言ひけむ
いくたびの霜にやはらぐ柿落ち葉踏みても音の折れずなりたり
ゆく末をまた見失ふごとき日に軒を鳴らして狐雨降る