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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
波の章(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku012047
タイトル. 版. 巻次
波の章
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/ 11652ページ
関連目録
短歌
波の章
まかり来て雨光る道亡き人はもう蝙蝠傘を差すこともなし
連想の貧しき日にて目の前に撒き散らされし雀の十羽
はるかなる岬の札所は思ふのみ雨にけむれる海を見てゐる
石英のきはだちて光る角度あり岩の露頭をめぐりて行けば
浜茄子は乱れて茂り川幅のややせばまりて真水をとほす
いかほどの時間がたちて地中よりにじみ出でたり紅の茸は
藻屑燃す煙の遠くなづさへば北京原人が焚きし火思ふ
幅広き一枚となりて立ちあがる波見てあればとめどもあらず
思はざる罠もあるべし青潮に乗りたるサーフ忽ち崩る
沖縄の何のゆかりに魔除獅子を屋根に置きゐるレストランあり
まざまざと或る日の午餐思ひたり洋芹の茎の辛きを嚙めば
夜に入りて覆ひをすれば音の無き直方体となる鳥の籠
五衰とふ衰亡の相ありといふわれに咀嚼の力衰ふ
風の吹く日ものちの夜も身に残る糸ひとすぢの力にてよし
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短歌
波の章
まかり来て雨光る道亡き人はもう蝙蝠傘を差すこともなし
連想の貧しき日にて目の前に撒き散らされし雀の十羽
はるかなる岬の札所は思ふのみ雨にけむれる海を見てゐる
石英のきはだちて光る角度あり岩の露頭をめぐりて行けば
浜茄子は乱れて茂り川幅のややせばまりて真水をとほす
いかほどの時間がたちて地中よりにじみ出でたり紅の茸は
藻屑燃す煙の遠くなづさへば北京原人が焚きし火思ふ
幅広き一枚となりて立ちあがる波見てあればとめどもあらず
思はざる罠もあるべし青潮に乗りたるサーフ忽ち崩る
沖縄の何のゆかりに魔除獅子を屋根に置きゐるレストランあり
まざまざと或る日の午餐思ひたり洋芹の茎の辛きを嚙めば
夜に入りて覆ひをすれば音の無き直方体となる鳥の籠
五衰とふ衰亡の相ありといふわれに咀嚼の力衰ふ
風の吹く日ものちの夜も身に残る糸ひとすぢの力にてよし