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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
無題(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku017011
タイトル. 版. 巻次
無題
タイトル. 版. 巻次(カナ)
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短歌公論
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/ 11652ページ
関連目録
短歌公論
無題
大正の生き残りとててのひらにこぼしつつ食む雛のあられを
ヘッドライトに照らし出さるる夜の坂往きに見ざりし木が立ちあがる
投げだされし氷の塊の裂傷に奔りて薄き紅色が透く
さまざまに窺ひて人は過ぎてゆきゆふべゆふべの空の茜よ
束縛は生くる限りと思へるに羊雲浮くうすく燃えつつ
音のして闇に目ざむる驚きは野に棲む兎もわれもかはらぬ
アルミ箔の用途の一つ銀いろの鶴折りてわれの声なく遊ぶ
逃げ水の光のごとき素早さになべて過ぎつつ春ならむとす
思ひたるのみに罪する掟あらばいくたびわれの死にたるならむ
われを吊る無数の糸も光り出す飽かず糸吐く虫を見をれば
かたはらにおく幻の椅子一つあくがれて待つ夜もなし今は
人住まぬ家の庭にも咲きそめて都忘れは雑草の丈
亡き人のたれとも知れず夢に来て菊人形のごとく立ちゐる
雨のあと必ず最後まで残る水たまりあるを怖れて思ふ
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短歌公論
無題
大正の生き残りとててのひらにこぼしつつ食む雛のあられを
ヘッドライトに照らし出さるる夜の坂往きに見ざりし木が立ちあがる
投げだされし氷の塊の裂傷に奔りて薄き紅色が透く
さまざまに窺ひて人は過ぎてゆきゆふべゆふべの空の茜よ
束縛は生くる限りと思へるに羊雲浮くうすく燃えつつ
音のして闇に目ざむる驚きは野に棲む兎もわれもかはらぬ
アルミ箔の用途の一つ銀いろの鶴折りてわれの声なく遊ぶ
逃げ水の光のごとき素早さになべて過ぎつつ春ならむとす
思ひたるのみに罪する掟あらばいくたびわれの死にたるならむ
われを吊る無数の糸も光り出す飽かず糸吐く虫を見をれば
かたはらにおく幻の椅子一つあくがれて待つ夜もなし今は
人住まぬ家の庭にも咲きそめて都忘れは雑草の丈
亡き人のたれとも知れず夢に来て菊人形のごとく立ちゐる
雨のあと必ず最後まで残る水たまりあるを怖れて思ふ