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第一編 人物誌
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第二章 全盛期(足利時代より豐臣時代迄)
(四九)明叟宗普
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宗普
、字は
明叟
、但馬の人で、俗姓福富氏、出家して大室宗碩に參禪し、其法を嗣いだ。(紫巖譜略)【
明叟
派の始祖】龍泉門下
明叟
派の始祖で、(增補正燈世譜)
南宗寺
の第四世である。(
南宗寺
歷世年譜)【
大德寺
出世】次いで元龜二年
大德寺
第百十三世の住持となつた。又早雲寺の五世で、武藏の下谷圓滿山廣德寺の開祖である。【禪師號敕賜】後陽成天皇は特に
眞如廣照禪師
の號を賜はつた。天正十八年四月十五日示化した。世壽七十五。遺偈に曰ふ「蹈
二
破佛祖
一
、一生風顛、末後把
レ
杖、跳
二
出梵天
一
。」と。(龍寶山大德禪寺世譜)