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第一編 人物誌
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第三章 爛熟期(大阪陣より明治維新迄)
(三九)堀山勝比
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堀山勝比
健之丞と稱し、文政三年六月江戸に生れた。【武術】幼にして河邊徹齋の門に學び、長じて益々文武を強行し、弓炮、馬術悉く師門の奧旨を極め、就學のもの尠くなかつた。(墓誌)【迎與力】嘉永三年石田因幡守の堺奉行に補せらるゝに際し、勝比伴はれて
堺奉行所
附の與力となつた。これ與力として最も榮譽とするころであつた。(墓誌、堺御奉行代々記)【墓所】四年四月二十七日享年三十二歳を以て歿し、
安養寺
先塋の次に葬つた。法號を見道勝比居士といふ。墓碣銘は師徹齋の撰書するところである。(墓誌)