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(二〇三)古家魯山

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 【魯嶽の三男】古家魯山通稱辰之助、名は殷富、(沙界人名錄)太郞兵衞(魯嶽)の三男である。年少書を鄕の儒醫〓圓意(號青霞)に學び、頗る詩才に富んだ。【檀陰餘香】其取材清新にして雅麗、積んで一卷を爲し、名づけて檀陰餘香といひ、奧野小山の批正を受けた。又別に二十歳の時、中國、九州に游歷の際の詩稿に、西游記事がある。小山等深く望を囑したが、(檀陰餘香序)天保十四年閏九月十八日、享年二十二歳を以て夭折した。法諱を釋清信といふ。