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(二七九)文殊四郞氏定

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 【包盛の男】文殊四郞氏定は包盛の子、彌右衞門と稱した。(墓誌)曾て江戸に下つて牛込に住した。明和元年と同二年とに鍛冶した二口の刀劒を、【念佛寺奉納の刀劒】堺念佛寺に奉納して居る。前者は江戸牛込で製作し、後者は念佛寺の堺内で之を鍛へたものである。(開口神社所藏文殊四郞氏定刀銘)