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第一編 人物誌
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第四章 整頓期(明治維新以後)
(一八)昭空觀冏
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昭空
觀冏本姓は岩井氏、【
正法寺
第三十一世】
正法寺
第三十一世で、靜堂と號した。八歳、同寺第三十世
仁空
觀靜に沙彌戒を受け、十五歳京に入り、水空に從ひ、
天保
十四年九月、二十二歳同寺の住職となり、頗る宗徒の心を得、
仁空
を援け、日々行乞して得るところを以て、觀音堂並びに山門を新築し、【堂宇修營】堂宇を修營した。【學識】
昭空
漢學に邃く、詩文に長じ、兼て書畫に通じた。明治二十九年三月二十九日、享年七十五歳を以て示寂した。(
昭空
自碑、
正法寺
略系譜)