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第一編 人物誌
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第四章 整頓期(明治維新以後)
(二一)藤枝了空
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藤枝了空
は
淨福寺
の住職、
天保
七年四月一日出生した。
徐風
と號し、
孤秀
、
旦過廬
の別號がある。宗學を大阪專念寺住職、
本願寺
の勸學、玄雄に學び、經史を伊豫の人、森餘山等に受け、【詩文に長ず】詩文に長じ、山陽風の書を能くした。博覽強記にして、詞藻富瞻、筆を執れば忽ち章句を成した。
旦過廬詩稿
一編がある。大正十年十二月十七日享年八十六歳を以て示寂した。法名を諦觀院了空といふ。(
旦過廬詩稿
、河野通該氏談話藤枝善英氏報告)