ビューア該当ページ

(一九)淨因寺

655 ~ 655 / 897ページ
 淨因寺錦光山と號し、【位置】錦之町東二丁字寺町にあり、眞宗本派本願寺末、寺格永代内陣列座。【沿革】開基尊正は紀伊雜賀の鄕士で名和修理介といひ、本願寺顯如鷺森在寺中功勞があり、弟子となつて尊正の法號を授與せられ、天正六年堺櫻之町の西七堂濱に一寺を開創し、後現在の地に移轉した。(淨因寺緣起)【本尊】本尊阿彌陀如來は大佛師康雲の作である。(淨因寺調査書)【堂宇】本堂、庫裏、門あり、境内百七坪を有してゐる。(社寺明細帳)