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目次
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第三編 名蹟誌
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第三章 史蹟名勝
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第一節 史蹟(一)
(八)石錢場址
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【四箇所の遺址】德川時代
堺港
入津料の徵收所であつた
石錢
場は屢々移轉した結果、其舊址は四箇所に亙つてゐる。卽ち最初は
戎島
の西北現在の南海鐵道
古川
鐵橋附近に置かれ、次いで布屋堀割と共に南方に移轉した。場所は不明であるが、後布屋堀割の埋沒と共に舊地に復し、寬政年間現港灣開鑿に件ひ新港へ移り、北灣戸開鑿後現在の入津料徵收所へ移轉し、明治以後名稱を現在の如く改めた。