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(八)新井戸

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 【所在】古くから堺の名井中の一に數へられてゐる新井戸(日本國家文明集和泉國部)は東戎橋の東方首地藏の北手に存し、(岡村善太郞氏談)【首截地藏の井】俗に首截地藏の井といひ、又北田の井ともいふ。(古老談話)【首地藏の傳説】俗稱の基く所一は首地藏の傍にあるが爲め、一は車之町東五丁北田寬三氏累代所有の爲めに生じたのである。【規模】井の直徑約五の圓形、深さ平時水面迄一八寸、水面より井底迄六七寸を有してゐる。