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目次
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第一編 札幌の自然史
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第一章 地形の特性
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第三節 扇状地と河岸段丘
琴似川扇状地
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琴似川は荒井山スキ―場の上手に源を発して宮の森を貫流し、界川や
円山
川を合流して
新川
に注いでいたが、現在では改修され地下を流れたりなどで、河川の形態はほとんど認識されていない小さな川である。この川で運搬された砂礫からなる
円山
動物園や
円山
競技場の緩斜面が
琴似川扇状地
である。規模も小さく形態的にも典型的な扇状にはなっていない。形成時期は平岸面とほぼ同じころである。