ビューア該当ページ

遺跡と資料

162 ~ 163 / 1039ページ
 市内で旧石器時代の所産と考えられる資料は、粘土層の発達が比較的よい月寒川およびその支流沿いの月寒丘陵上からみつかっているが、いずれも断片的な資料である。発掘調査で検出されたものとしては、白石区本通のS三五四遺跡、豊平区羊ケ丘のT四六四およびT四六六遺跡、豊平区月寒東のT一五一遺跡出土例がある。なおかつて白石区本通一四丁目南付近の月寒川の中(S一〇三遺跡)と同区本通一四丁目北の白石神社内(S九四遺跡)から出土した「ブレード(石刃)」と称された資料については、本時期のものであるかどうかは明確ではない。

図-2 市内出土の旧石器
(1・2:S354遺跡,3:T464遺跡
4:T466遺跡,5・6:T151遺跡)