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◇N一八遺跡(西区発寒一〇条四丁目)

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 発寒川扇状地末端部に近く、中の川右岸にあり、標高は一三~一五メートルである。昭和四十一年北海道教育大学学生により、資料紹介がなされた。通称「発寒小学校裏遺跡」である。植物繊維および細い撚糸を胎土中に多量に含んだ厚手の尖底土器で、文様は豊平区平岸T三一〇遺跡より発見した土器にみられる粗い斜行縄文のみならず、縦位の特殊な撚糸文が施文される土器が多くあり、違った型式の土器の存在が指摘されている。発掘調査がなされたものでなく土器の紹介のみであり、遺構等の存在については解明されていない。