ビューア該当ページ

◇S三五四遺跡(白石区本通一丁目南一四)

216 ~ 216 / 1039ページ
 望月寒川右岸の標高二五メートル前後の段丘上に位置する。本遺跡の地点には、かつて白石村役場が存在していた。
 旧石器時代から縄文時代中期、後期、晩期、続縄文時代の複合遺跡である。後期の遺構はまったく発見されていないが、土器、石器が出土している。
 本遺跡の付近でもやはり大正年間の河野常吉のノートには、立石を持つ遺跡の記録が残されている。ことによると白石神社遺跡と同様な性格の遺跡であったと考えられる。本遺跡も残念なことに、そのほとんどが消滅しており確認が不可能である。