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札幌市街の軌道敷設

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 四十三年一月二十五日、札幌石材馬鉄は市街馬鉄線敷設を総理・内務両大臣に請願した。路線は南一条西一四丁目師範学校前を起点とし、南一条西一一丁目既設線路に連絡し、それより南一条通を東進し、西七丁目より左折北五条から東進し、西三丁目に至り遊園地に接続する。また北三条西三丁目より分岐して東進し、苗穂村官設停車場に至る。南四条西三丁目より豊平橋に至る。さらに南一条通西七丁目より東進し、東二丁目に至り北三条東二丁目より南四条東二丁目間に至る路線に接続する(北タイ 明43・2・1)。
 四十四年二月の株主総会では、会社名を札幌市街鉄道株式会社と変更し(北タイ 明44・2・16)、さらに四十五年七月札幌市街軌道株式会社と変更した(北タイ 明45・7・19)。軌道敷設工事は四十五年八月竣工(北タイ 大1・8・16)、十九日運輸開始が認可され、翌二十日に開業した(北タイ 大1・8・20)。さらに大正五年十月社名を札幌電気鉄道株式会社と改称した(札幌市史 政治行政篇)。