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目次
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第八編 転換期の札幌
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第六章 社会運動と女性問題
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第一節 治安維持法体制と戦時下の思想弾圧
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二 三・一五事件から全協諸事件へ
取調・拷問
612 ~ 612 / 1147ページ
取調は被疑者からの自供に重点がおかれ、拷問が繰り返され、「芋づる式」に検挙が続いた。
九津見房子
は「顔は紫いろに膨れ上がってしまって、はだかにして捕縄でなぐられたところはミミズばれになっているから、見られたものじゃないですよ。〈白っぱくれるからよ。ざまみろ〉といっていました」と証言する(牧瀬菊枝編
九津見房子
の暦)。この拷問を九津見は
札幌
地裁の公判で暴露し、それを傍聴した
山本宣治
は衆議院の予算委員会で政府を追及した(昭4・2・8)。