ビューア該当ページ
目次
/
第八編 転換期の札幌
/
第八章 「教育都市札幌」の実像
/
第三節 幼稚園教育の成立と展開
/
二 大正期の札幌の幼稚園
山鼻幼稚園
907 ~ 907 / 1147ページ
大正期の
札幌
にはこれらの幼稚園のほかに、十四年三月には仏教主義に基づく私立
山鼻幼稚園
が南七条西八丁目の
東本願寺札幌別院
内に、また、十五年九月には
鈴木又衛
が無宗教の私立
札幌幼稚園
を南一〇条西一三丁目にそれぞれ開園した。特に
山鼻幼稚園
は、昭和戦前期の
札幌
では最大規模の幼稚園で、昭和四年には一一七人の園児が在籍していた(
札幌
市統計一班)。また、同幼稚園は十七年に園名を
札幌大谷幼稚園
と改称するとともに、十八年、文部大臣から
北海道
第一師範学校女子部代用附属幼稚園の指定を受けた。