人口の増加にともない、警察署を二つに分けることになり、二十四年八月一日、北警察署が設けられた。従来の警察署は中央警察署となり、国鉄函館本線以南と雁来町および新川以西を管轄し、北警察署の管轄はそれ以外となった。そして、この二警察署の上に警察局をおいた。定員の総数は五六八人で変わらなかった。警察局は総務部・教養部・警備部・刑事部からなった。翌二十五年九月二十七日、警察局は警察本部と改称され、機構も総務部(警務・教養・会計各課)・警邏部(けいらぶ)(警邏・交通・警備各課)・刑事部(捜査・防犯各課)の三部八課体制となった。中央警察署の機構は、総務・警備・捜査・経済保安・外勤の五課体制、北警察署は同じ五係体制であった。
二十七年三月の定例市議会で、総定員は一般職員を含めて六七八人となったが、二十八年十二月現在で、現員は六四五人となっていた(本部一三八人、中央警察署四一七人、北警察署九〇人)。