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市議選の結果

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 市長選と同時に実施された市議選では、前期より四人増加した五二人の定員に対して、八七人が立候補した。今回の市議選では、保守系候補が党派色を鮮明にし、二七人の自民党候補者が出た。結果は、社会党一四、自民党一二、共産党一、無所属二五で、社会党が六議席を増やし、自民党を上回った。創価学会を基盤にした候補者二人(党派は無所属)が初めて当選した。新人議員は一八人で、そのうちの八人が社会党、二人が創価学会系無所属であり、自民党および保守系無所属は再選組が多かった。前回は革新系が四八議席中一〇議席で比率は二〇・八パーセントであったが、今回は社共が一五議席で二八・八パーセントに比率を高めた。
 四月二十三日に実施された知事選では、町村金五(自由民主党)が横路節雄(社会党)を破り、保守道政が誕生した。得票は町村が約一〇九万票、横路は約九六万票であった。同時に実施された道議選では、全道で自民党五〇、社会党四二、協同党六、無所属一となり、道議会勢力は保革が逆転した。道議選の札幌市選挙区での結果は、自民党七、社会党二で、社会党は五人も落選者を出した。
 知事選に町村、横路の両代議士が出馬したため、五月十六日に衆議院議員北海道第一区補欠選挙が実施された。市長を退任した高田富與自民党から立候補し、横路節雄(社会党)とともに当選した。