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三年市議選

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 市議選は定数七一名に対して八九名が立候補した。結果は、自民二五、社会一七、公明一二、共産九、市民ネットワーク北海道三、民社二、無所属三であった。前回と比べて、共産三増、自民二増に対して、社会二減、公明一減、民社一減となった。今回、市民ネットワーク北海道(以下市民ネット)が初めて議席を獲得した。当選者三名はいずれも生活クラブ生協の理事または前理事で、原発、ごみ、食の安全などを争点に掲げ、生活問題に敏感な市民層の支持を集めた(道新 平3・4・30)。
 自民党は二議席増となったが、保守系無所属との合計は二八議席で、前回比で三議席減となった。同党は第一党として議長を確保しながら、第四会派共産党に監査委員のポストを渡すことを防ごうとして、会派編成に乗り出し、四月十五日に自由民主党議員会(一八議席)と自民クラブ(一〇議席)の二会派を結成した(道新 平3・4・16)。
 なお、同年八月に自由民主党議員会の一名が死去し、五年三月に一名が離脱した。自由民主党議員会は一六議席となり、一七議席の社会党に第一党の座を譲ることを防ぐため、自民クラブを統合した(二六議席、自民クラブは消滅)。同議員会は五年九月に「自民党市民の会」(一一議席)が分離したが、七年三月に「自民党市民の会」を統合し、自民系会派は再び一つにまとまった。これ以降、平成十五年まで自民系は一会派で存続してきている。