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一 市街地の拡大と再開発

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 札幌市の人口増は、当然のように市街地の拡大をまねいた。昭和四十年代まではどこの大都市にもありがちなスプール化が進んでいた。そのため札幌市では、新たな都市計画法の制定と建築基準法、都市再開発法などを利用して、用途地域制による規制、市街化区域市街化調整区域による規制などの都市計画規制を推し進めるとともに、四十六年(一九七一)以降四次の長期総合計画で、市街地拡大をコントロールするとともに一局集中型の都市から多中心核(多核心)型都市へという構想をもって都市建設を進めた。