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火葬場と墓地

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 火葬場は、昭和四十七年(一九七二)には、平岸火葬場手稲火葬場があった。平岸火葬場は、昭和十九年開設した(概要 昭48)。手稲火葬場は、十八年開設である。老朽化が著しい平岸火葬場にかわって五十七年から三年計画で里塚に新斎場を建設した。五十九年七月札幌市里塚斎場として業務開始し、平岸は同月廃止された(概要 昭60)。
 札幌市の人口増と高齢化に伴う火葬需要の増加により、平成十七年(二〇〇五)度頃に現施設では円滑な対応が困難になると予測されること、大規模災害に備えた火葬場の分散化、西部・北部方面の住民の利便性向上のためなどにより、平成十八年供用開始を目指して、手稲区手稲山口に新火葬場(第二斎場)を整備中である(概要 平15)。
 墓地には、平岸霊園、里塚霊園、手稲平和霊園と古くからある円山墓地など一七カ所の墓地がある。平岸霊園は、公園式墓地で、昭和十五年使用開始、墓所区画数一万二四九二。手稲平和霊園は、公園式墓地として昭和四十七年から五十一年まで五年計画で造成した。墓所区画数は二八九九。里塚霊園は、四十年から四期二〇年の計画で造成を開始し、五十九年完了した。墓所区画数は二万六二〇一である(概要 昭48、52、60、平15)。