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シルバービジネスの進展 〈介護用品販売〉

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 札幌市社会福祉協議会は介護の参考として、平成三年から福祉機器展示ホールを開設したが、医薬品関連業者の介護用品販売への参入は昭和六十年代に始まっている。六十一年にはモロオが北三条西一四丁目にメディカルショップふれあいの輪を開設し(さっぽろ経済 平10・2)、翌六十二年に秋山愛生舘が福祉用具の販売、レンタルのキャレックス札幌をオープンしたのに続いて(シルバーマーク認定事業者要覧)、介護用品店やショールームの開設が相次いだ。その後も高齢化にともなう国の医療費抑制政策や介護保険制度の導入に向けて、医療品卸の大手ホシ伊藤バレオ、ムトウ、竹山等が介護用品販売に参入(道新 平8・11・17)するとともに、(有)チニカの老人向け紙おむつの宅配サービス(平8)や、セラピーのインターネットによるカタログ販売(平9)など、中小企業によるシルバービジネスへの参入もみられた(道新 平9・5・29)。また四年十月一日、社団法人北海道シルバーサービス振興会(本部・札幌)が設立され、シルバービジネスに関する開業相談をうけるとともに、事業者や従業者を対象に、各種研修を実施し、シルバーサービスに関する啓発活動等が開始された(北海道シルバーサービス振興会のご案内)。