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生涯学習総合センター=総合的生涯学習施設の拠点

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 生涯学習総合センター(愛称:ちえりあ)は、「札幌市生涯学習推進構想」の理念にもとづいて、人・施設・学習機会・情報を結び、文字どおり札幌市の生涯学習の中核的な施設として市民のさまざまな生涯学習活動を支援することを目的として平成十二年八月に開設された。演劇と音楽を中心に発表の機会を提供する四三六人の収容能力を持つ多機能ホールをはじめとして、演劇や音楽の練習スタジオ、大中小の研修室、生涯学習に関するさまざまな情報を提供するメディアプラザ、映像スタジオ・編集室、コンピューター研修室、陶芸室、アトリエ、和室・茶室など、市民の幅広い学習要求に応える設備と機能を持っている。

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写真-13 生涯学習総合センター(ちえりあ)

 また、同センターは、学校教育に関する専門研究機関である「札幌市教育センター」、青少年の活動の拠点である「札幌市青少年センター」、環境教育を推進する「札幌市リサイクルプラザ」の四施設が複合しており、学校教育との連携を重視した総合的生涯学習施設としての性格も有している。
 ちなみに、開設後の施設の利用状況を見ると、利用者数、利用件数とも増加していること(利用者数:平成十三年度…三九万人、十四年度…四二万四〇〇〇人)、施設の平均利用率が七割を超えて年々上昇していること、とくに演劇・音楽関係施設の利用率が九割を超えていること、使用者別の利用件数を見ると会社関係、教育関係団体、財団事業などの比率が比較的に高いが(二九パーセント:平成十四年度)、その範囲は多岐にわたっていること、などが特徴的である。おおむね設置目的に応じた実績を挙げているといえよう。