ビューア該当ページ

三 新教団の進出

1019 ~ 1020 / 1053ページ
 昭和五十年代以降は、空前の新宗教ブームが現出し、新たな教団、宗教法人が叢生し拡がりをみせていき、札幌へも教勢を伸ばすようになる。市内にも多くの施設の設置をみるようになるが、すべてを捕捉するのは困難な状況である。ここでは主に本巻のためにアンケート調査を実施し、回答を得たものの中から紹介することにする。
 晴明(せいめい)教札幌支部(南一四西一三、本部福岡市)は、新健康協会札幌支部として三十五年四月十五日に琴似町八軒東に開設され、翌年四月に南六条西一六丁目へ移転し、四十年一月に現在地へ移っていた。平成十年十一月十三日に施設を新築している。
 真如苑真澄寺北海道本部(中央区円山西町、本部東京都立川市)は、四十六年に「開祖の札幌巡教を機に教線が進展し」、五十六年七月二十日に南一四条に札幌支部を開設し、さらに平成二年十月十四日に現在地へ北海道本部が設置された(札幌支部は廃止)。
 GLA(God Light Association、総合本部東京都世田谷区)北海道本部(南一東二)は、昭和五十七年十月に北海道本部準備事務局を設置し、六十二年十月に南二条東三丁目に開設されていた。平成十六年七月に現在地へ移転する。
 神霊教札幌支部(南区藻岩下、本部東京都港区)は、信者が北海道でも昭和三十年代より増えだし、四十年代には創始者大塚寛一の講演活動などもあって、増加した信者に対応するために市内に連絡所が設置されていた。そして四十六年九月に現在地に札幌遙拝所を開設し、六十一年七月二十四日に札幌教会となり、札幌支部も併設された。施設の諸工事が終わった平成元年五月二十五日に、札幌教会幕開け式が行われている。
 解脱(げだつ)会札幌道場(東区北一三東七、本部東京都新宿区)は、昭和三十八年九月十六日に札幌道場を開設し、平成元年四月四日に新道場を建設していた。市内には支部が三カ所設けられている。円応教北海道教会(豊平区平岸四―一二、兵庫県山南町)は、円応教札幌教会(昭4・12設立)と北照教会(昭46・12設立)の二教会を統合して、七年八月六日に設立されている。ワールドメイト北海道エリア本部(白石区南郷通一、静岡県大仁町)は、昭和六十三年十一月十日に設置され、支部の東州センター札幌(大通西六)を開設している。
 新光正法之會札幌道場(南一三西六、本部東京都杉並区)は、平成三年二月四日に発足し、札幌道場は四年十二月に設置である。世界心道教札幌支部(厚別区厚別中央一―七、愛知県豊川市)は、昭和五十四年八月に設置された旭川支庁にかわり、平成十年八月三十日に札幌地区の施設として設立されていた。