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木曾山林学校（生きるといふ事）

しかしこの人間らしい淋しさといふものは実に淋しいものである。,らぬ世界に彷徨(さまよ)ふ様な甘い寂しさと、晩秋の夕暮木枯しに飛ぶ落葉と共に、自然に帰る様な透徹した淋しさに,□―□―□―□ 血肉をもって連がったお互ひが、結び合ふ事の出来ぬのは絶え難い淋しさである。

小倉百しほ染（小倉百しほ染　坤［本文］）

えってしまっても、名前は末代までも聞こえ続ける、との意だが、句は松風によってかき消されそうだ、と冬を告げる時雨の淋しさを,（改頁）経信良暹良暹（りょうぜん） 淋しさが　そんに　成けり　穐（秋）の　くれ【読み

おらが春（[現代訳]）

中野の里(中野市)の一之の家に秘蔵されているこの一巻の本は、ふざけた言葉の中に淋しさを含んでおり、可笑

地震後世俗語之種（[翻刻]）

、昼のつかれにはやくも臥して、その苦心を補ハん事を思ふといへとも、入あひ過る頃よりは夜の淋しさを

地震後世俗語之種（[翻刻]）

焼残りたる犬の遠ぼえ、囲へのすき間見渡せば、霏りほらりと小屋／＼の、あかりも自然と心につれ、淋しさこわさを

信濃名勝詞林（戸隱山紀行）

よ）からうと一同（とう）が飛（と）んだ空（そら）威張（ゐはり）、路傍（みちはた）に一軒（けん）ばかり淋しさうに

地震後世俗語之種（[現代訳]）

音、生き残った犬の遠吠えばかり、囲いの隙き間から見渡せば、ちらちらと見える小屋ごとの灯りは、心なしか淋しさ

烈女百人一首（[翻刻]）

若狭局 46_若狭局（わかさのつぼね）たぐへける　鹿のなく音を　聞しより　我身もともに　夜半の淋しさ