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NPO長野県図書館等協働機構/信州地域史料アーカイブ
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信州善光寺御堂額之写
([現代訳])
夢の中ででも善光寺参りをしたいと思ってもかなわず、心残りなままに伏し拝んでいると、山中に
紫の雲
がたなびき
善光寺道名所図会
(○水内 善光寺)
そして宮殿を整備して仏間と名付け、如来をお招きすると、三尊の如来はほほえみの視線を振りまいて、空中から
紫の
,
雲
に乗って宮殿の中に入られたので、よい香りがあたりに漂い、光が一面に輝いて、無数のあかりを一度にともしたかのようであった,またたく間に
紫の雲
が海上にたなびき、極楽の阿弥陀如来や菩薩たちが出現されて、極楽に導いてくださったのは,び移ったり、ある時はお厨子の辺りには猛火がまったく及ばず、錦の戸帳の内部は光り輝いて無事で、ある時は
紫の
,
雲
に乗って金堂にお移りになるなど、生身(しょうじん)の仏像でなければどうしてこのような不思議なことがあろうか
善光寺独案内
([現代訳])
建久8年8月3日善光寺参詣の時、如来が旭山の方に現れ、
紫の雲
に乗って十念をお授けになるという夢を御覧になったことにより
善光寺独案内
([翻刻])
建久八年八 月三日善光寺参詣の時、如来旭山の方に 現れ、
紫の雲
に乗し十念をさつけ給ふ と夢見給
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