○寂蒔(じゃくまく)村

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 街道の休息所です。真田織の帯や打紐(うちひも)(注6)などが名物です。これは、綺麗なみやげ物です。
 また、家ごとに遠目鏡(とおめがね)(注7)があり、千隈川の向こうにある姨捨山をながめるといいます。
 


(注6)組紐のことです。2本以上の糸を組んで作ったひもです。
(注7)望遠鏡のことですが、この時代「家ごとに」望遠鏡を備えていたのでしょうか。