松代案内 34 慧日山長明寺
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慧日山長明寺(けいじつざん ちょうめいじ)
宗派/浄土宗 本尊/本尊/阿弥陀如来
古くは矢代(現干曲市屋代)にあったが、その後更級郡杵淵村(現松代西寺尾)などを経て、文禄元年(一五九二)この地に移ったと伝わる。開基は寺尾氏。戦国時代の地侍で建久五年源頼朝上洛の際、寺尾太郎、寺尾三郎太郎がこれに従ったとの『吾妻鏡』の記事がある。浄土宗で山号は「慧日山」、本尊は運麦作と伝えられている阿弥陀如来。関屋川を渡る橋、重厚で美しい二層の楼門の「慧日山」奉額は六代幸弘の筆。上層には文殊菩薩と四天王が安置されている。白い小砂利の六字名号の石庭、「願いが叶う地蔵」といわれる六地蔵、寺尾氏の墓、徳本上人の碑などがある。国登録有形文化財。