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実母宛の書簡
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■幕末の先覚者赤松小三郎と実母宛書簡
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実母宛の書簡
[目録]
長野県図書館協会 宮下明彦
赤松小三郎
と実父
芦田勘兵衛
や兄
芦田柔太郎
との手紙のやり取りは多く残されているが、母
志賀
への貴重な手紙が本文である。
慶応2年
(1866)5月28日、実父
芦田勘兵衛
がこの前月に死去、その葬儀のため
上田
へ帰った小三郎が再び江戸へ戻ってから母に出した手紙である。女性宛のため、女手紙の様式で書かれている。
赤松小三郎
の実母
志賀
は南条村鼠(坂城町)の坂田氏の出で、
芦田勘兵衛
の妻となり、明治11年(1878)77歳で没した。