一人になってしまった石堂丸は、優しく諭してくれた刈萱道心を頼り、再び高野山に上ります。 刈萱道心にお願いをして弟子にしてもらい、出家をして名を道念と改めました。 刈萱道心にとっては、親子でありながら名乗ることができず、師弟として過ごす日々はあまりにも辛く苦しいものでした。