修行の日々を過ごすうちに、親子の情が移っては真の修行の妨げになってしまうと感じた刈萱道心は、ある日忽然と高野山を下りてしまいます。 刈萱道心は、信州善光寺の近くに庵を立て、そこで修行に打ち込むことにしました。