蓮誓真影(七代)(れんせいしんえい) [目録を見る] [ 宝物解説へ ]
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勝興寺第7代住職・蓮誓(1455~1521)は、本願寺第8世・蓮如(1415~99)の四男。母は、下総守貞房殿女。幼名光玉丸、名は康兼、号は光専坊。
はじめ浄土宗華開院玄誉の喝食(かっしき)(僧に食事を知らせたり、食事の種類や進め方を告げて給仕したりする者)であったが、蓮如の命により、越中土山坊の住持となる。文明9年(1477)、光専坊を光闡坊と改名し、同18年(1486)には、加賀山田光教寺を建立。以後、加賀門徒を指導し、越中中田之坊、加賀滝野坊、九谷坊を開創。蓮如の死去に際して、本願寺第9世・実如(1458~1525)と共に後事を託される。
本像には、大永元年(1521)10月10日付の実如による裏書があり、8月7日の蓮誓没後まもなく、子である勝興寺第8代住職・実玄(1486~1545)に下付されたものであることがわかる。