顕称真影(十一代)(けんしょうしんえい) [目録を見る] [ 宝物解説へ ]
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勝興寺第11代住職・顕称(1578~1638)の肖像である。願主は、次代住職の准教。「御由諸抜書」によれば、寛永15年(1638)4月14日往生とある。本願寺第13世・良如(1612~62)の裏書をもつ。
同「御由諸抜書」によれば、摂州教行寺賢超殿御舎弟で、前代住職・顕幸(1555~1604)の息女と結婚し、勝興寺住職となった。教行寺賢超は、『系図纂要』によれば、教行寺(寛永10年に廣教寺を改称)兼詮(1506~63)の真弟・魅孝(1554~1620)である。