生産・流通(明治21~)

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No 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 昭和二年.1.- 1927/1 野上辰之助,野上鉱業(資)を設立,帝国炭業(株)山田鉱業所第三坑の斤先坑に採掘権を設定し山田炭坑と呼称.5月第二坑開鑿. 318
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2 昭和二年.2.26 1927/2/26 大峰二坑(田川郡川崎村),人車運転開始. 379
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3 昭和二年.2.- 1927/2 古河下山田新一坑,延長140間で着炭,これに伴い各機器新設. 480
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4 昭和二年.2.- 1927/2 福岡炭坑第二坑,'24年11月以来浸水のため休業中のところ,本月より取明け工事着手.3月末上部四尺層に着炭. 480
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5 昭和二年.3.1 1927/3/1 三菱新入本坑,自然発火のため廃坑に決定.3.31廃坑作業終了.坑夫3000人に解雇手当(全額21万円)支給,坑夫700人,鞍手郡中山第六・七坑その他に配転. 542
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6 昭和二年.3.8 1927/3/8 住友忠隈第七坑,人道捲揚機完成し専用炭車100輌製作.費用6693円. 220
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7 昭和二年.3.- 1927/3 富国炭坑(鞍手郡笠松村,安川謙一郎),月隈炭坑(筑紫郡席田村,東秀保),事業に着手. 480
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8 昭和二年.3.- 1927/3 高松炭坑,セメントガン使用,配合はセメント1に対し砂3. 379
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9 昭和二年.4.23 1927/4/23 三好鉱業(株)(遠賀郡水巻村),専用鉄道のうち高松支線開通. 453
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10 昭和二年.4.- 1927/4 福智山炭坑(田川郡神田村,森本常太郎),事業に着手. 480
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11 昭和二年.5.31 1927/5/31 三井田川,揮発油安全燈原因のガス爆発事故防止のため,カッターマン,ドリルマン,役員用にエジソン蓄電池安全燈100個を購入.ガス多発箇所に使用. 141/502
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12 昭和二年.5.- 1927/5 深坂炭坑(遠賀郡香月村,岩崎寿喜蔵)事業に着手.露頭面より開坑し坑道300間を掘進.第一上目尾炭坑(嘉穂郡幸袋町,野見山平吉)事業に着手.製鉄所二瀬,中央坑本坑および潤野坑の給気量増加をはかるため小正本卸坑道開鑿に着手,10月竣工. 480
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13 昭和二年.6.2 1927/6/2 筑前宮田駅・庄司間の貝島充填線,専用鉄道として認可. 68
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14 昭和二年.6.6 1927/6/6 三井田川,三菱筑豊礦業所と両鉱区炭壁保存協定を締結. 141
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15 昭和二年.6.- 1927/6 真崎炭坑(田川郡安真木村,身吉秋義),事業に着手. 480
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16 昭和二年.6.- 1927/6 三井山野,鉱務技師加藤要一郎考案の山野式チェンコンベヤー(環鎖式運搬機)を製作,第三坑鴨生坑に試用し好成績を得る('30年に改良,切羽の運搬能力向上へ努める.チェーンコンベヤーが第一線採炭機械とうまく連結し合うのは'33年からで,'33年の全国主要炭礦切羽運搬機904台中55%が使用). 317
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17 昭和二年.7.22 1927/7/22 三井山野,第一坑に救命器常備のため'24年式ドレイケル救命器4台を購入.救護隊組織一応整う. 576
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18 昭和二年.7.- 1927/7 三菱上山田,竪坑捲揚機(イルグナー式櫓)完成.排水ポンプ据付け完了. 513
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19 昭和二年.7.- 1927/7 平山炭坑(嘉穂郡桂川村)旧平山坑,かねてからの経営難と豪雨による浸水のため事業休止.500人解雇. 453
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20 昭和二年.7.- 1927/7 三菱第四坑(植木町),三菱新入本坑の廃坑以来坑内の一部に出水し,この部分のみ採掘を休止. 453
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21 昭和二年.8.- 1927/8 南御徳炭坑(鞍手郡勝野村,小畑秀吉),事業に着手. 480
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22 昭和二年.8.- 1927/8 三菱新入第六坑,新設の人車捲運転を開始,また炭車の大型化に着手. 513
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23 昭和二年.8.- 1927/8 昭和炭坑(嘉穂郡二瀬町,野見山佐一)開坑,鉱区10万8400坪.軌道馬車で二瀬駅に送炭. 437
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24 昭和二年.9.- 1927/9 新原海軍,自家製ローラ揺樋式切羽運搬機を採用.以来,日立式・アイコッフ式・チェーン式運搬機を順次切羽に採用. 61
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25 昭和二年.9.- 1927/9 三井田川,汽罐焚殼の運搬方法を改良,灰殼を水切りバケットエレベーターでクラッシャーに運搬,坑内充填材料として貯蔵室に落下推積する装置を作製. 502
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26 昭和二年.10.- 1927/10 三井山野,第二坑にローラー式セーキングコンベヤー,第五坑にアイコッフ式コンベヤーを採用し切羽運搬を開始. 576
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27 昭和二年.10.- 1927/10 製鉄所二瀬,土砂充填用鉄管を敷設するため小正風坑開鑿,さらに坑内充填用土砂を運搬するため4輪連結タンク蒸気機関車1台の軌道工事に着手. 480
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28 昭和二年.11.3 1927/11/3 嘉穂炭坑(嘉穂郡上穂波村,松本健次郎),開坑,鉱区は154万9720坪で上穂波・大分村にまたがる. 87
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29 昭和二年.11.- 1927/11 久恒貞雄,猪之鼻炭坑(嘉穂郡山田町上山田)の譲渡をうけ開坑,鉱区31万9000坪. 480/437
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30 昭和二年.11.- 1927/11 野田炭坑(田川郡添田町,宮城盛三郎),事業に着手. 480
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31 昭和二年.11.- 1927/11 住友忠隈,50馬力圧気機1台およびデンバー,ウオーハンマー鑿岩機4台で機械掘試験を行なう. 480
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32 昭和二年.12.10 1927/12/10 住友忠隈,発電所拡張に伴いターボゼネレーター据付けのため,外人技師を雇入れ,10日間で300円支給. 220
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33 昭和二年.12.- 1927/12 中島徳松,勝田炭坑およびその周辺の宇美鉱区を買収して昭和鉱業所を開く. 513
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34 昭和二年.12.- 1927/12 岩下炭坑(田川郡後藤寺町,伊藤英十郎),昭和炭坑(企救郡足立村,吉田チエ),事業に着手. 480
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35 この年 1927 ▷籾井伝三,日本炭業(株)鉱区を斤先契約.籾井炭坑(嘉穂郡山田町)事業に着手. 258
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36 この年 1927 ▷貝島鉱業,久原鉱業(株)に遠賀郡芦屋鉱区・嘉穂郡大分鉱区・佐賀県北波多鉱区・嘉穂郡吉隈鉱区の4鉱区,合計1382万6769坪を譲渡. 68
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37 この年 1927 ▷明治豊国鉱業所長,論文<採炭方法および支柱法の改良>によって渡辺賞を受ける. 214
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38 この年 1927 ▷明治第二坑でオーガードリルを主として採炭用に試用,豊国・高田にも採用. 214
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39 この年 1927 ▷三井田川,リッツルヂャイアントNP472型の三池製作所改良型を採用,オーガーの廻転数を改良し能率の向上を研究. 502
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40 この年 1927 ▷三菱新入,インガーソルランドXCB2型空気圧搾機(200馬力)1台を使用. 379
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41 この年 1927 ▷嘉穂鉱業,エジソン式E型電気帽上燈を採用. 87
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42 この年 1927 ▷貝島大之浦第三坑,主要扇風機最初の電化として,40万立方フイート扇風機の動力を600馬力電動機に変更. 68
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43 この年 1927 ▷高松炭坑,坑外用にタンクエンジン式蒸気機関車を使用. 379
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44 この年 1927 ▷麻生芳雄,単胴式電気捲揚機300馬力1台・200馬力1台を新設. 379
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45 この年 1927 ▷蔵内峰地第一坑,揺樋型切羽運搬機3台を新設. 379
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46 この年 1927 ▷明治赤池,選炭場にポケット鉄筋コンクリート製2基を設置,出炭の増加にともない微粉炭沈澱池1個を築造. 480
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47 この年 1927 ▷貝島大之浦第二坑および第三坑,初めてスキップ捲を使用. 68
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48 この年 1927 *尾島・成光・糸飛・神崎・盛徳・大宮の各炭坑休業.津屋崎炭坑廃業. 480
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49 この年 1927 *この年筑豊炭産出高,1205万1180t.前年に比べ34万7000tの増.送炭制限にもかかわらず新鉱の増加,制限炭鉱以外の小炭坑の増産で,筑豊開坑以来の産出高となる.筑豊炭の海外輸出はこの年約68万t,前年に比べ21万5900tの減少. 318/542
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50 この年 1927 *八幡製鉄所石炭使用量,中国炭29万2000t・満州炭18万7000t・内地炭180万3000t,計228万2000t. 547
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