筑豊石炭礦業史年表

キーワード:古河市兵衛
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No 年表種別 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 生産・流通(明治21~) 明治二八年.8.- 1895/8 下山田炭坑,頭山満から古河市兵衛が譲受け開坑(以後古河下山田と略称)'98年80Kw発電機1台・汽罐2台・電気捲揚機1台を据付ける.炭坑における電力使用は本邦の最初. 462
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2 企業・労働・災害(明治21~) 明治二八年.12.1 1895/12/1 東京古河市兵衛代理人谷口与四郎と嘉麻郡熊田村大字下山田高木熊太郎ほか73人(総代松岡繁蔵ほか4人)との間に石炭坑区契約締結.石炭採掘特許中,古河は下山田地区公共費補助に毎年100円寄付,田地は地価の3倍,原野は1反歩10円,山林は1反歩20円,畑地は1反歩100円,宅地は1反歩200円で買上げる.土地賃貸料は売価代金の1割.土地を分割売渡又は貸渡して残地の利用に損害を生じた場合,古河は残地を買取又は借受ける.古河より地区内の樹木・家屋・建物などの撤去を求めた場合,所有者は拒絶できない.地面崩壊・地下り・溜池・飲料水乾涸などの損害は相当の弁償をする.悪水流出,耕作に損害を与えた場合は悪水水路新設.鉱害地は古河より買取りまたは借受けるなどの条項をおりこむ. 487
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3 生産・流通(明治21~) 明治二九年.4.- 1896/4 水田倭文麿・池田敦英,古河市兵衛所有の鞍手郡勝野村の5万余坪借区に請負掘をはじめ塩頭炭坑を開坑. 321
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4 生産・流通(明治21~) 明治二九年.9.1 1896/9/1 古河市兵衛,郵船勝野炭坑を買収,安達事務長以下事務員は留任,旧態のまま引継ぐ.11月杉山徳三郎開坑の目尾炭坑の借区21万坪も取得. 542/86
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5 地域社会 明治三三年.10.- 1900/10 若松築港(株)の役員と主な株主.役員-取締役安川敬一郎・麻生太吉・田島信夫・山本周太郎・白石直治・金子辰三郎・上野弥太郎,監査役久保太郎・伴野雄七郎.主な株主-三菱(資)・三井銀行・古河市兵衛・毛利五郎・貝島太助・安川敬一郎・住友吉左衛門・松本健次郎・明治炭坑・黒田長成・仙石貢・九州鉄道(株)・麻生太吉・三野村利助・渋沢栄一. 542
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6 全国石炭関係 明治三六年.4.5 1903/4/5 古河市兵衛,没(72歳). 462
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