1
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治二九年.1.-
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1896/1
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門司石炭取引所,石炭銘柄を従来の5等から8等に改定.1等炭-田川採炭四尺・金田八尺・豊国小松・峰地八尺・大藪・大辻大鬼・唐津・肥前北方・肥前福母・肥前市村. 542
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2
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地域社会
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明治二九年.1.-
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1896/1
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添田気象観測所,田川郡添田小学校内に創設. 448
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3
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治二九年.4.-
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1896/4
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貝島大之浦,従業員医療のため村医を嘱託. 68
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4
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全国石炭関係
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明治二九年.5.9
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1896/5/9
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逓信省,電気事業取締規則公布,6.1施行. 722
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5
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三〇年.11.26
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1897/11/26
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三菱鯰田,日用品売勘場を設置.米・油その他需用品を販売. 510
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6
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地域社会
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この年
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1897
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▷飯塚西町にはじめて常設劇場養老館開場(1907年栄座と改称). 14
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7
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地域社会
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明治三一年.3.15
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1898/3/15
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第5回臨時総選挙.福岡県では自由党5,国民協会3,無所属1の勢力分野となる.炭坑主から平岡浩太郎(国民協会)久良知寅次郎(無所属)当選. 223
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8
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地域社会
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明治三一年.5.10
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1898/5/10
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≪福陵新報≫,≪九州日報≫と改題. 456
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9
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地域社会
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明治三一年.6.12
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1898/6/12
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田川郡青年有志者の発起で田川壮年義団を組織,郡内政治思想の発達進歩をはかる. 542
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10
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地域社会
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明治三一年.8.10
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1898/8/10
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第6回臨時総選挙,福岡県は憲政党によって独占.炭坑主より平岡浩太郎・許斐鷹助・山本貴三郎が当選. 223
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11
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地域社会
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明治三一年.9.頃
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1898/9
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田川郡後藤寺に多数の外来者入り込み,人口急増商業活況.酒類の売行きも盛ん.夜は酔漢の往行乱行あり300の商家は夕刻には閉店する.警察署は駐在巡査1人・部長巡査1人を増派して取締を強化.物価も騰貴し酒1升上45銭・並27銭,米1升18銭5厘,醤油1升20銭,豆腐1丁2銭,牛肉1斤24銭. 542
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12
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地域社会
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明治三一年.10.頃
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1898/10
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田川郡内炭坑地で芝居・浄瑠璃などの興業が盛んとなり興業時間も深夜におよぶ.郡内警察署は取締のため午後10時限り閉場を命令. 542
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13
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企業・労働・災害(明治21~)
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この年
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1898
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▷藤棚・赤地・日焼の三炭坑,工費1700余円で共立病院を藤棚に建築. 630
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14
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三二年.2.24
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1899/2/24
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安川敬一郎,明治第一坑の納屋制度を廃止して直轄制度に改める.7月大納屋制度廃止に伴う納屋頭解職に端を発し,第一坑で小暴動,間もなく終熄. 205/214/342
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15
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地域社会
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明治三二年.4.1
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1899/4/1
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門司,市制施行. 438
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16
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三二年.6.2
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1899/6/2
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三菱鯰田新入支坑,新たに医局を開設.工費1970円で医務本局1棟,物置1棟を新築. 510
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17
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三二年.9.16
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1899/9/16
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豊国炭坑,災害死没者弔法会を平岡浩太郎・山本貴三郎両炭坑主により挙行. 542
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18
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三二年.11.-
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1899/11
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田川採炭組,飲料水は伊田坑附近の彦山川河水を引き同坑に供給する計画で工事は半ば落成,さらに川岸のタンク貯水を同坑背部丘上の貯水場に上げ鉄管で本坑・大薮坑に送水. 542
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19
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企業・労働・災害(明治21~)
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この頃
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1899
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▷三井山野,狐の憑霊に悩まされ,京都伏見の稲荷大明神を勧請. 793
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20
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.3.25
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1900/3/25
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もと田川採炭組教育所の管理人種田鶴雲発起で仏教演説会を開催して盛会. 542
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21
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.4.13
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1900/4/13
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三井田川,職務章程を制定.坑場・坑夫の取締,一般風紀衛生の保持,非常警備取締などを規定. 502
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22
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.4.-
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1900/4
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田川郡弓削田村慈光寺住職,三井田川伊田坑に出張して説教. 502
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23
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.5.25
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1900/5/25
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三井山野,山野炭坑共済義会を創設,会費を拠出して会員およびその家族の疾病傷病を相互扶助. 576
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24
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.10.9
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1900/10/9
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三井田川,5戸建坑夫納屋9棟,はじめて落成. 504
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25
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.11.3
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1900/11/3
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三井田川,田川採炭組が第一坑稲荷神社(祭神,倉稲魂命・猿田彦命・大宮媛命)の祭典を例年天長節に執行していたので,当社引受後もこれを踏襲.第1回の祭典を執行('02年3月,新社殿落成.12日旧暦初午の日遷宮祭を執行). 502
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26
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.11.25
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1900/11/25
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三井田川,坑夫救済会を設立. 504
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27
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地域社会
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明治三四年.3.12
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1901/3/12
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田川郡戸須覚然,炭坑での布教に奔走し後藤寺町に本願寺出張所を開基('05.12.15本堂上棟式,'36.8.15大阪府の友末寺の寺号をつぐ).
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28
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三四年.6.-
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1901/6
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種田鶴雲,三井田川の説教所に婦人協会を結成. 502
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29
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三四年.6.-
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1901/6
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頭領界の長老,渡辺彌右衛門(直方生れ)没,95歳. 342
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30
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地域社会
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明治三四年.7.5
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1901/7/5
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森鴎外,演習のため田川に来る.この日金田泊,7日,後藤寺三井倶楽部泊,8日,香春松島家泊. 126
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31
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三四年.8.7
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1901/8/7
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三井田川,幻燈機械を購入して教育部に備付ける. 504
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32
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地域社会
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この年
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1901
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▷田川郡後藤寺町活況,この頃芸妓8人常住. 542
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33
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三五年.2.1
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1902/2/1
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三井田川,直轄診療を行うため後藤寺八尺に医局を設置.伊田大藪坑に出張所を設置.2.5二等軍医正田完吾が田川礦業所医務嘱託.3.1医長となる. 502/504
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34
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三五年.2.11
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1902/2/11
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岩崎炭坑(遠賀郡),前年大洪水で死亡した坑夫69人の弔魂祭を挙行. 542
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35
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三五年.7.26
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1902/7/26
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住友忠隈,坑夫にコレラ予防注射.8.4,8.23の両日にも行なう.計1043人に実施. 240
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36
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地域社会
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明治三五年.8.10
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1902/8/10
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第7回衆議院選挙.県内では政友会8,憲政本党5,無所属1.炭坑主から中野徳次郎・平岡浩太郎が当選. 453/542
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37
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三五年.8.26
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1902/8/26
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久良知寅次郎,コレラのため没.37歳. 542/453
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38
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企業・労働・災害(明治21~)
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この年
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1902
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▷児玉音松,≪筑豊鉱業頭領伝≫刊行.
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39
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地域社会
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明治三六年.3.1
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1903/3/1
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衆議院議員選挙,当選者,門司市菊地武徳・小倉市青柳四郎・久留米市内藤新吾・福岡市平岡浩太郎,郡部は征矢野半彌・多田作兵衛・堤猷久・田布惟義・野田卯太郎・竹内美代吉・藤金作・伊藤伝右衛門・佐々木正蔵・木下学而. 223
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40
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地域社会
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明治三六年.8.1
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1903/8/1
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日本郵船,門司支店を開設. 767
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41
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三六年.9.21
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1903/9/21
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三井田川,殉職者の供養塔の建立を県知事に出願許可される('04.9.17落成,供養祭執行.以後毎年彼岸に供養祭執行). 502
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42
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地域社会
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明治三六年.10.1
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1903/10/1
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門司倶楽部(炭坑経営者・石炭商・金融業者の社交施設)完工し発会式を挙行.会長安川敬一郎就任. 539
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43
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三六年.12.10
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1903/12/10
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三井山野,貯蓄思想を高揚のため任意貯金制とし,給料日には山野郵便受取所より出張取扱を実施.また仏教講演会を開催.これが定例行事となり仏教婦人会発足. 576
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44
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三六年.12.-
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1903/12
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三井田川,弓削田村平松に病院新築.12.25より施療開始(後の後藤寺本院で三井田川病院の起り). 502
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45
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地域社会
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明治三七年.1.-
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1904/1
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田川郡伊田村々長重藤経世・助役堤虎次郎・村議区長ら20人が連署の上,三井社長宛に三井田川竪坑を伊田村に設置するよう要望書を提出.番田・成導寺地区民代表も同調運動をおこす. 502
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46
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地域社会
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明治三七年.3.1
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1904/3/1
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衆議院議員総選挙当選者,門司毛利保太郎,福岡平岡浩太郎,小倉古賀庸三,久留米浅野陽吉,郡部は藤金作,野田宇太郎,多田作兵衛,伊藤伝右衛門,井手武右衛門,征矢野半弥,佐々木正造,田布惟蔵,中村雄蔵,武内美代吉.政友8人・憲政3人. 223
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47
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三七年.6.25
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1904/6/25
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三菱鯰田,近隣町村の出征軍人遺族生活困窮者への救恤金として笠松村奨武会に350円,新入村・直方町の救護団体に各150円,植木町・熊田村に各100円,計850円を寄付. 510
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48
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三七年.8.18
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1904/8/18
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豊国炭坑,旧盆休(7.14~16)を廃止. 468
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三七年.10.-
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1904/10
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三井田川,職工・坑夫の戦死者に対し金5円宛を給与. 504
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50
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三八年.1.12
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1905/1/12
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三井山野,夜勤料規定を制定.12時間以上の勤務者の5時間以上夜勤の場合,使用人15銭・准使用人8銭・小使5銭,5時間未満2時間以上の者はその半額を支給. 576
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