筑豊石炭礦業史年表

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No 年表種別 年月日表記 西暦 できごと 備考
1 企業・労働・災害(明治21~) 明治二九年.1.- 1896/1 安川松本商店,門司で最初といわれる洋風事務所を建築. 214
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2 企業・労働・災害(明治21~) 明治二九年.8.- 1896/8 九州石炭(株)設立出願,資本金35万円,発起人許斐鷹介・山本周太郎・中山金三郎(横浜)・秋田鍬三郎(三重)・中山鹿雄(長崎),石炭売買・海外輸出炭業務の取扱,事務所は門司町集産場跡に設置('97年1月創業). 542/453
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3 地域社会 明治二九年.10.- 1896/10 関西コークス(株)八尋工場(鞍手郡西川村)創業. 442
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4 企業・労働・災害(明治21~) 明治二九年.11.- 1896/11 コークス製造(資)(遠賀郡芦屋町)創業,資本金4000円. 442
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5 地域社会 明治二九年.12.1 1896/12/1 筑豊骸炭製造(資),戸畑村に創業,資本金18万5000円,出資者貝島太助・柏木勘八郎・久良知重敏・神崎岩蔵(のちの三菱牧山骸炭工場). 68
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6 地域社会 明治二九年.12.- 1896/12 筑豊石炭倉庫(資)(遠賀郡若松町)創業,資本金10万円. 442
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7 地域社会 明治三〇年.9.- 1897/9 九州石炭会社(株)創設(企救郡門司町),資本金7万5000円. 637/624
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8 地域社会 明治三〇年.10.- 1897/10 浅野セメント門司工場増築落成.生産1日平均100樽.職工120人,平均賃金日給36銭,労働時間12時間,製品はほとんど軍納. 736
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9 企業・労働・災害(明治21~) 明治三一年.5.15 1898/5/15 貝島太助,貝島鉱業(名)を組織し社長に就任,本社直方町,資本金200万円. 68/542
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10 全国石炭関係 明治三一年.12.1 1898/12/1 三井鉱山,三井銀行より芝浦製作所の経営をひきつぐ. 501
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11 生産・流通(明治21~) この年 1898 *筑豊4郡内主要炭坑(下半期1億斤以上),田川採炭1億8000万斤をはじめ,新入・赤池・第一大之浦・鯰田・高雄・明治の7坑. 542
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12 企業・労働・災害(明治21~) 明治三二年.2.- 1899/2 安川商店を安川松本商店と改め,本店を若松町に設置. 214
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13 生産・流通(明治21~) 明治三二年.5.頃 1899/5 三井物産会社に販売委託する筑豊の炭坑は,芳雄・金田・豊国・貝島大之浦・貝島大辻・三井山野. 542
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14 企業・労働・災害(明治21~) 明治三二年.8.- 1899/8 岩鼻コークス製造(資),鞍手郡直方町に設立.資本金1万5000円. 427
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15 企業・労働・災害(明治21~) 明治三二年.9.- 1899/9 田川採炭組,伊田坑の納屋状況,納屋41棟,小納屋3畳敷223舎・4.5畳敷46舎,5畳~25畳の大納屋用のもの19種類,この頃15軒長屋と称するものあり,1棟の長さ15間1間づつ割って間口1間,奥行2間,入口に3尺の引戸,半坪の土間を炊事場と物置とし,畳は3枚,裏に3尺の突上げ窓,すべて丸木柱の藁葺き,(明治初年頃は納屋でなく掘立て小屋莚敷き,中に四角の囲炉裡,採炭会社の頃より畳を使用). 502
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16 地域社会 明治三二年.12.- 1899/12 谷口加藤商会(名)(石炭販売)門司に設立,資本金5万円. 427
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17 企業・労働・災害(明治21~) 明治三三年.3.- 1900/3 三井田川,田川採炭組から譲り受けた当時の納屋は次の通り(納屋棟数・1棟の分画数・1分画平均坪数・坑夫人数),本坑,78棟・6戸建・3坪・1200人,伊田坑34棟・8戸建・4坪42・510人,大薮坑,11棟・7戸建・2坪40・250人,計123棟・1960人.丸木柱,藁葺が大部分小納屋は3畳敷,押入れなし.当時嘱託医は,後藤寺に加治三益(嘱託料月額150円),大藪に松井武彦(月額70円,後100円),伊田に松村嘉三(月額60円,後80円)とし薬代などは各医師の請求により会社から支払う. 502
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18 生産・流通(明治21~) 明治三三年.10.18 1900/10/18 三井田川,各坑とも用水々源に窮し伊田村彦山川の豊州飲道の用水分給を受ける.そのみかえりとして伊田・後藤寺・大藪の鉄道事業場および社宅に当坑山の電燈を分給する契約締結('07年施設の一切を無償で譲り受け三井の自家用水道が発足). 502
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19 地域社会 明治三四年.10.- 1901/10 直方鉄工所(直方町)創立,鉱山用機械を製造. 430
ページ】: 205
20 企業・労働・災害(明治21~) 明治四〇年.2.4 1907/2/4 豊前採炭会社創立総会,初代社長浅野総一郎. 417/318
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21 地域社会 明治四〇年.5.- 1907/5 直方電気(株),直方町に設立. 430
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22 生産・流通(明治21~) 明治四一年.1.7 1908/1/7 安川敬一郎,明治・赤池・豊国の三炭坑を併せ,明治鉱業(株資)を創立,資本金500万円. 214
ページ】: 230
23 企業・労働・災害(明治21~) 明治四二年.7.- 1909/7 中村元嘉・安楽兼道・奥山政敬らは,田川炭坑(田川郡糸田村弓削田)を有望炭坑として,資本金15万円の田川炭坑(株)を創立. 142
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24 地域社会 明治四二年.12.- 1909/12 門司瓦斯(株)創立,払込資本金20万円. 442
ページ】: 241
25 地域社会 明治四三年.4.- 1910/4 小倉瓦斯(株)設立,払込資本金12万5000円,三萩野字灰釜に工場建設. 442
ページ】: 243
26 地域社会 明治四三年.10.1 1910/10/1 九州電気軌道(株),八幡電灯(株)を合併. 809
ページ】: 245
27 生産・流通(明治21~) この年 1910 ▷蔵内次郎作所有の峰地炭坑を買収し峰地鉱業(株)を設立資本金500万円,発起人清浦奎吾・桂二郎・牟田口元学,蔵内も大株主として事業に関係. 318
ページ】: 244
28 地域社会 明治四四年.2.- 1911/2 後藤寺電燈(株),点燈を添田町に延長. 453
ページ】: 247
29 地域社会 明治四四年.4.18 1911/4/18 九州水力電気(株)設立,資本金800万円,社長浜口吉右衛門・取締役中野徳次郎ほか,筑豊の各炭坑および北九州への工業用電力供給が目的. 86/108/121
ページ】: 247
30 生産・流通(明治21~) 明治四四年.7.- 1911/7 筑豊における炭山数と坑区坪数,遠賀郡79坑・1392万9057坪,鞍手郡101坑・2620万6758坪,嘉穂郡170坑・4355万2544坪,田川郡113坑・3215万5963坪,企救郡14坑201万0360坪,合計477坑・1億1785万4682坪. 542
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31 全国石炭関係 明治四四年.12.16 1911/12/16 三井(名)鉱業部,合名の組織を離れて独立,三井鉱山(株)として発足,資本金2000万円. 501
ページ】: 248
32 地域社会 明治四四年.12.- 1911/12 若松瓦斯会社創立,払込済資本金8万4000円. 442
ページ】: 249
33 地域社会 明治四五・大正元年.6.- 1912/6 九州電気(株),博多電燈軌道(株)と合併,九州電燈鉄道(株)設立. 121/779
ページ】: 253
34 企業・労働・災害(明治21~) 明治四五・大正元年.7.15 1912/7/15 豊前採炭会社,臨時総会にて解散を決議. 417
ページ】: 253
35 地域社会 明治四五・大正元年.11.- 1912/11 九州水力電気(株),博多電気軌道(株)を合併,資本金800万円を1150万円に増資. 121
ページ】: 253
36 地域社会 この年 1912 ▷若松築港(株),若松港第3次拡張工事を開始,藤ノ木に帆船碇泊所を移し,大形汽船の碇泊所を設置. 572
ページ】: 255
37 生産・流通(明治21~) この年 1912 *この頃筑豊大手炭坑の所有坑区,三井鉱山40坑区6295万坪・三菱27坑区2132万坪・貝島太助17坑区1145万坪・麻生太吉34坑区1055万坪・安川敬一郎16坑区582万3000坪・中野徳次郎20坑区58万坪・蔵内次郎作10坑区514万坪・堀三太郎4坑区66万1000坪・三好徳松8坑区343万3000坪・伊藤伝右衛門15坑区・古河西部鉱業4坑区325万3000坪・製鉄所2坑区328万坪・住友198万坪. 542
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