1
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全国石炭関係
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明治二九年.3.30
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1896/3/30
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製鉄所官制公布,農商務省所管('97.6.1八幡村に開庁). 547/695
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2
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地域社会
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明治二九年.4.1
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1896/4/1
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福岡県,郡の統合を実施.上座・下座・夜須を合せて朝倉郡,那珂・御笠・席田を筑紫郡,嘉麻・穂波を嘉穂郡,恰土,志摩を糸島郡,御井・御原・山本を三井郡,生葉・竹野を浮羽郡,上妻・下妻を八女郡,京都・仲津を京都郡,築城・上毛を築上郡にそれぞれ統合し,31郡が19郡となる. 223
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3
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地域社会
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明治二九年.5.1~2
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1896/5/1~ 1896/5/2
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農商務次官金子堅太郎,製鉄所設置に関し小倉近郊を視察.5.2赤池炭坑を視察. 1/547
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4
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治二九年.11.14
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1896/11/14
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井上馨,桐野炭坑(鞍手郡宮田村)・大谷炭坑(笠松村)を視察,貝島邸に記念植樹. 68
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5
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地域社会
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明治二九年.11.-
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1896/11
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八幡製鉄所,遠賀郡八幡村に建設決定し敷地買収を開始.価格平均,田地坪50銭,畑30銭,山林20銭,平野14銭,宅地60銭,移転料は別に申請('97年2月工場建設に着手). 542
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6
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全国石炭関係
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この年
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1896
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*全国石炭掘高497万8459t,福岡県335万1504t・佐賀県42万2272t・長崎県38万4704t・山口県19万3398t・福島県7万8010t・北海道45万7164t. 405
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7
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全国石炭関係
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明治三〇年.6.1
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1897/6/1
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福岡県遠賀郡八幡村に製鉄所開庁.敷地買収総坪数19万2480坪,八幡村の戸数490戸,人口1715人. 794/547
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8
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全国石炭関係
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明治三〇年.9.14
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1897/9/14
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鉄道作業局,石炭7000万斤余の入札を執行.結果は落札5種,1550万斤にとどまる. 542
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9
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地域社会
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明治三〇年.12.1
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1897/12/1
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八幡製鉄所,顧問技師グスタフ=トッペを雇傭(1901年解任). 547
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10
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生産・流通(明治21~)
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明治三一年.1.-
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1898/1
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飯塚町松尾法幹,海軍予備炭山(嘉穂郡碓井村)の解放地区34万坪を3万5000円で取得し平山炭坑を開坑. 542
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11
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生産・流通(明治21~)
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明治三二年.6.1
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1899/6/1
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筑豊5郡石炭坑区数と坑業人数調,遠賀郡119・37,鞍手郡202・56,嘉穂郡329・71,田川郡191・47,企救郡18・3,合計859・214. 376
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12
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生産・流通(明治21~)
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明治三二年.6.-
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1899/6
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佐々木炭坑(田川郡式部谷)創業. 442
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13
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生産・流通(明治21~)
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明治三二年.10.-
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1899/10
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八幡製鉄所,高雄炭坑(嘉穂郡伊岐須村,松本潜所有)を骸炭製造原料炭坑として130万円で買収.12月,潤野炭坑(広岡信五郎所有)も買収,両坑併せて二瀬炭坑と呼称.12.9製鉄所二瀬出張所を設置.(以下製鉄二瀬と略称). 328/794
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14
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全国石炭関係
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この年
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1899
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▷全国石炭山,従業者6万0964人中,事故回数45,死者265人,重傷者27人,軽傷者25人. 631
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15
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.2.-
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1900/2
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八幡製鉄所は二瀬出張所所属潤野炭坑取締りのため,請願巡査1人配置を県へ依頼. 398
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16
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治三三年.8.31
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1900/8/31
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新原採炭所,海軍採炭所と改称.海軍艦政本部に所属. 61
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17
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生産・流通(明治21~)
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この年
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1900
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*1億斤以上の出炭坑-(田川郡)三井田川・赤池・豊国・小松・金田・峰地・谷口小松,(嘉穂郡)明治・三菱鯰田・三井山野・住友忠隈,(鞍手郡)三菱新入・貝島大之浦・御徳・勝野,(遠賀郡)貝島大辻. 542
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18
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地域社会
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この年
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1900
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▷八幡製鉄所,自家発電開始,直流185Kw1基. 547
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19
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全国石炭関係
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この年
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1900
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*全国坑区件数2137(うち稼行907),福岡県(稼行)220・(休業)457,山口県65・101,佐賀県146・167,長崎県182・145. 405
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20
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地域社会
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明治三四年.2.5
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1901/2/5
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八幡製鉄所,第一熔鉱炉に点火,操業開始.11.18作業開始式を挙行. 547
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21
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全国石炭関係
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この年
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1901
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*全国石炭山従業者数7万5230人,災害回数246(うち死亡者180人,重傷191人). 631
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22
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生産・流通(明治21~)
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この年
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1901
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▷八幡製鉄所,国内・朝鮮よりの受入原料炭年額14万1981t. 242
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23
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生産・流通(明治21~)
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明治三五年.12.下旬
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1902/12
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福岡県下石炭坑区,合計843坑区(内休業631坑区). 442
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24
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地域社会
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明治三六年.1.20
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1903/1/20
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八幡駅と製鉄所専用線が結ばれ,貨物の直通運転開始. 382
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25
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地域社会
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この年
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1903
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*鉄道の石炭消費高(t),官設鹿児島線1359,九州鉄道7万5864,博多湾鉄道246,合計7万7469. 318
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26
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全国石炭関係
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この年
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1903
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▷全国出炭高1008万8845t(北海道鉱山監督署105万3855t,福岡834万7570t). 405
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27
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地域社会
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明治三七年.4.1
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1904/4/1
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八幡製鉄所,第一洗炭工場作業開始,洗炭能力1時間25t. 547
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28
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生産・流通(明治21~)
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明治三八年.4.-~9.-
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1905/4~ 1905/9
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軍需により炭況景気活溌.門司・若松の貯炭枯渇,門司は10万tを割り,約束炭まで積込不能.門司相場1万斤当り(4月)1種塊炭45円38銭,2種塊炭39円87銭,3種塊炭10円22銭('04年11月比1種12円84銭高,2種10円50銭高,3種10円64銭高). 318
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29
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企業・労働・災害(明治21~)
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この年
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1905
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*福岡県石炭山坑夫人員総数は4万8185人,賃金平均,坑内男60銭9厘・女46銭4厘・幼者32銭1厘,坑外男42銭2厘・女25銭6厘・幼者15銭4厘. 318
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30
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生産・流通(明治21~)
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この年
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1905
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*筑豊5郡の石炭坑区の移動.売買113ヵ所,取消11ヵ所,廃業8ヵ所,満期3ヵ所,計135ヵ所(前年比71ヵ所増). 542
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31
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生産・流通(明治21~)
|
この年
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1905
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*八幡製鉄所のこの年の原料炭供給坑,二瀬炭15万0821t・三池炭3万1382t・高島炭1万6965t・新山炭2307t・無煙炭692t,計20万2169t.
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32
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生産・流通(明治21~)
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明治三八年
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1905
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【生産・流通補遺】*筑豊主要炭坑(出炭1000万斤以上),粕屋郡-津波黒・朝日・長者原・新原海軍・宇美・篠栗・植木,遠賀郡-三好・大辻・清美・第二新手・高江・岩崎,鞍手郡-御徳海軍・新入・大之浦・満之浦・赤地・三笠・木屋瀬・明治・鴻之巣・藤棚第一・同第二・古河西部,嘉穂郡-製鉄所二瀬・住友忠隈・相田・穂波・笹原・下山田・平山・宮之浦・上山田・鯰田・牟田・豆田・三井山野・芳雄,田川郡-第二柿木谷・起行小松ケ浦・起行・本添田・添田・金田・大任・金谷・赤池・三井田川・糸田・第二金谷・宮尾・位登・峰地・豊国・第二豊州・仲津原・香春・第二峰地. 436
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33
|
全国石炭関係
|
この年
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1906
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*全国石炭出炭高1297万4274t(重要鉱山地方別産額,福岡県746万8781t,北海道124万5872t,福島県77万0418t,佐賀県67万1246t,長崎県21万9662t,茨城県9万6072t). 480
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34
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生産・流通(明治21~)
|
この年
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1906
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*福岡県下炭坑別出炭順位(5万t以上),三池148万,大之浦45万,三井田川43万,新入37万,忠隈13万,木屋瀬9万,峰地7.8万,宮崎豊州7.7万,添田6.6万,新原6.2万穂波6.2万,香春6万,本添田5.4万. 480
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35
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全国石炭関係
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明治四〇年.1.28
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1907/1/28
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海軍省,基隆および長崎に海軍貯炭場を置き佐世保海軍工廠に所属させる. 628
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36
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地域社会
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明治四〇年.2.-
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1907/2
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八幡製鉄所,ソルベー式コークス炉(最初の副産物捕集成炉)運転開始.
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37
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地域社会
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明治四〇年.10.-
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1907/10
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八幡製鉄所,職工心得を制定. 398
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38
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全国石炭関係
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明治四一年.6.下旬
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1908/6
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農商務省,八幡製鉄所の良質コークス用炭確保のため,樺太炭田調査を鉱山局に委嘱.6.13調査のためナイブチ炭田に技師6人を派遣. 318/376
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39
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生産・流通(明治21~)
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明治四一年.8.-
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1908/8
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嘉穂郡の海軍予備炭田採掘を八幡製鉄所が引請け,塊炭は海軍省に,粉炭は製鉄のコークス原料用とすることに内定. 318
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40
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治四一年.10.20
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1908/10/20
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製鉄所二瀬高雄坑,ガス爆発,死傷者11人. 311
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41
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生産・流通(明治21~)
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この年
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1908
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▷製鉄所二瀬,はじめてジンマー式撰炭機を据付('10年鯰田炭坑でも採用).また,諸機械原動力に従来蒸気を使用していたが電気に改良する目的で準備. 480/532
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42
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生産・流通(明治21~)
|
明治四一年
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1908
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【生産・流通補遺】筑豊主要炭坑(1000万斤以上),粕屋郡-津波黒(貝島太助),敷島(尼崎伊三郎),新原海軍(海軍省),篠栗(平田専治),長礼(岩谷松平),宇美(入交栄次),植木(岡田三吾).遠賀郡-高松(堀通夫),三好(三好徳松),新手(貝島太助),大隈(岩崎久米吉),第二三好(三好徳松),大隈(大隈炭鉱),岩崎(岩崎久米吉),中鶴(伊藤伝右衛門),大辻第四(貝島太助),京殿(蔵内次郎作),新手礦業所(伊藤伝右衛門),大辻(貝島太助),中川(山本豊吉),鞍手郡-本高江(岡藤美之助),鴻之巣御徳(宮河良一),木屋瀬(恵木岩吉),西川旭(井上静雄),新入(三菱),室木(大倉久米馬),三井本洞(三井),鬼馬(古河),三笠(塚本兎三郎),御徳海軍(海軍省),大之浦(貝島太助),古河西部(古河).嘉穂郡-製鉄所二瀬(農商務省),明治(明治鉱業),小富士(三枝与三郎),鯰田(三菱),筑紫(篠崎寿三郎),芳雄(麻生太吉),豆田(麻生太吉),綱分(麻生太吉),三井山野(三井),第二鴻之巣(宮河仲次),熊田(中野徳次郎),宮之浦第二(天羽邦二),穂波(石田収),牟田(伊藤伝右衛門),忠隈(住友吉左衛門),浦田(原田専三郎),上山田(三菱),平山(田島信夫),笹原(花村久助),相田(中野徳次郎),下山田(古河),阿部鯰田(阿部市兵衛),清藤(堀三太郎).田川郡-起行小松後藤寺(久良知重彦),佐々木(佐々木恒平),添田(阿部安次郎),糸田(田島嘉次郎),宮尾(久良知治市),本添田(桝谷彦助),豊国(明治鉱業),仲津原(豊前採炭),金田(金田鉱業),大原(久良知利久蔵),野田(宮城大三),峰地(蔵内保房),三井田川(三井),方城(三菱),宮崎豊州(宮崎儀一),金谷新(金谷鉱業),赤池(明治鉱業),第三峰地(蔵内保房),峰地(蔵内保房),香春(桑原政),大任(豊前採炭),第二金谷(野田喜一郎).企救郡-第二鷲嶺(蔵内保房). 442
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43
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生産・流通(明治21~)
|
この年
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1909
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*福岡県下炭坑出炭順位.(10万t以上)三池155万t・大之浦65・田川57・大辻41・新入40・明治39・二瀬39・古河西部38・金田30・鯰田27・本洞26・山野25・忠隈24・大任20・御徳海軍20・豊国19・赤池16・方城15・豆田14・峰地12・上山田12・新原海軍12・木屋瀬11. 480/542
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44
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生産・流通(明治21~)
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明治四三年.3.-
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1910/3
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製鉄所二瀬出張所,海軍予備炭田の坑区(後の稲築坑区)の移管を受く. 242/810
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45
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治四三年.4.1
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1910/4/1
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新原海軍,採炭作業の請負を廃し,官の直営とする. 61
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46
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地域社会
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明治四三年.4.1
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1910/4/1
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八幡製鉄所,幼年職工養成所を開設. 547
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47
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企業・労働・災害(明治21~)
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明治四三年.5.4
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1910/5/4
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製鉄所二瀬出張所潤野炭坑でガス爆発,死傷者7人. 311
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48
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生産・流通(明治21~)
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明治四三年.7.1
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1910/7/1
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製鉄所二瀬出張所,嘉穂郡穂波村大字枝国字長浦に移転. 794
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49
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生産・流通(明治21~)
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明治四三年.12.26
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1910/12/26
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製鉄所二瀬高雄第二坑,揚水量56立方フィート100馬力タービンポンプ4基据え付け完了. 480
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50
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地域社会
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この年
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1910
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▷八幡製鉄所,開平炭・本渓湖炭を輸入,従来の二瀬8・三池2の配合コークスによる高炉操業を改善. 481
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